ドキドキの代掻き、無事終わりました

今日は米作りの「代掻き」をしました。米作り4年目なのに、初めての代掻きです!米作りは、ざっと次の仕事があります。田起し、代掻き、田植え、除草、稲刈り、脱穀、籾摺り(玄米になる)、精米(白米になる)田植えの前の仕事で、田んぼを平らにならす大切な仕事です。荒代と植え代があります。自然栽培では、荒代と植え代の期間を1週間~10日くらいあけて、わざと草を生やし、植え代が1回目の除草の代わりになります。

りゅうの畑の隣の田んぼ(「つばめ」と「すずめ」と命名)を借りたときに、「トラクターで耕耘してはまらないのですか?うちのは23馬力で重いのですが。」と聞いたところ、「トラクター使えるよ。うちのはもっと大きい30馬力だけど大丈夫だよ」と地主さんがおっしゃいました。車もトラクターもですが、雨上がりの畑などで、うっかりはまって出れなくなることがあります。水を張った田んぼで、どうしてトラクターははまらないのか?「大丈夫と聞いてもドキドキです。」

今年は、たくさんの人に聞きながら一つ一つの仕事を進めています。田起こしや代掻きの回数やタイミングにはじまり、籾まきの枚数や量。自然栽培の先輩のさいたま市丸ケ崎大西自然農園の大西さんは、いつも親切に教えてくださいます。市内でも、営農組合の方々、田んぼが近い知り合いのおじさんとか。少しずつイメージが固まってきます。4年前に買った「イネづくりコツのコツ―農家が教える」も何度も読んでます。

稲作における重要な工程「代掻き」について、ロータリー作業機で行うコツと極意というブログもとっても参考になりました。「ドライブハロー」という代掻きがきれいにできる作業機をトラクターにつけて行う一般的な方法は本に載っていたのですが、ロータリー作業機でのコツは載ってません。いろいろな技がかかれていました。凸凹を治す方法もありがたかったです。田起こしをしている間に、凹凸がひどくなってしまっていたからです。

前日、地主さんのところに顔を出したところ、「水が多いんじゃないか」って言われたので、夜中に水門を閉じました。朝田んぼに行ってびっくり―!水がすべてなくなってました。畔で穴が開いているところは水漏れ塞いでいたのに、なんと田んぼの中に穴が開いていたりします。500円玉くらいの大きさの穴が開いているところを見つけてびっくり。水門をまた開けて水を入れます。

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こんなに立派な穴があいてました。

水をはやく入れたかったので、水中ポンプも使いました。そしたらこんな遊びが。

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消防の真似して放水訓練?

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こちらでも放水訓練?

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訓練の後は、きちんとホースを巻いたようです。

2時ごろになってようやく水が溜まってきたので、代掻きはじめました。水がある田んぼの中に入るドキドキといったら!でも、さすが田んぼ。硬い層があるようで、トラクターは沈みませんでした。田んぼの端をまずはトラクターのタイヤで踏み固めました。それから代掻き開始。

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代掻き開始。水入れに手間取っている間に草が大きくなりました。

本に載っている通り、枕字を先に耕耘してみたところ、田起こしが不十分で畔側が硬くて、内側に傾き、うっかりはまりそうになりました。それを見ていた、知り合いのおじさん、ちょうど隣の田んぼの田起こしを終えたところだったのですが、「ロータリーが下がりすぎだよ」と教えてくれました。そして、ちょうどいい位置にきたときに「そのくらいだな」と教えてくれました。助かります。「代掻きしてはまらないのですか?」とどなたかに質問したときに、「水を入れるとトラクターは浮くんだよ」と言われて「へえー」って思いました。確かに、ロータリーを回して浅く耕耘して進んでみると、確かにバタ足で浮いているような感じが。「代掻きは水をかき混ぜる感じ」というのも、やってみると分かります。ちょうどいい深さだと「バシャバシャ」音がします。うっかり深くなると引っかかります。「もっと田起こしを丁寧にしておけばよかった。」という箇所がいくつもありました。

借りている田んぼは、つばめ8畝、すずめ2畝がコンクリートの畔を境に隣接しています。すずめの方が田起こし大失敗をして、凹凸がひどいです。一応レイキなどで人力でできるだけ平らにしました。が、水が浸みない部分がありました。「トラクターで走行するだけでも代掻きになる」というブログの言葉を思い出し、水がいっぱいあるところから、トラクターで走って、タイヤの跡をつけることで、水を導いてみました。どうにか水が浸みていきました。「水を入れて2日後くらいに耕耘ができる」と聞いていたのですが、確かに確かに。この今水が浸みたばっかりのところは、まだどろどろにはなっていなくて、代掻きがしずらかったです。1回代掻き風に走行して、しばらくしてまた走行したところ、どうにかこうにか形になりました。

と、一日現場で試行錯誤しながらの代掻きですが、どうにか凸凹すぎた田んぼも余計に荒らすことなく「ま、及第点かな?」くらいの仕上がりになりました。つばめの田んぼを終えて、すずめの田んぼの代掻きをはじめたら、カルガモ2羽が泳ぎに来ました。そして、我が子たちも2人、どろどろ遊びをはじめました。とっても楽しそう。

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奥のすずめの田んぼの代掻きをしています。右端に遊ぶこどもたちの姿。

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どろどろになったトラクターは動力噴霧器で清掃。このために、自分で着替えを持ってきた長男。

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動噴は大人気!「やりたいー!」「やりたいー!」と取り合いでした。

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きょうはドジョウも見つけたよ。

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トノサマガエルとアマガエル。トノサマガエルは登れない。吸盤がないみたい。

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トラクターのバケットを外して、軽トラにつけましたよ。

カテゴリー: 米作り
One comment on “ドキドキの代掻き、無事終わりました
  1. 富永美紀 より:

    はじめまして。こんにちは。
    日々花家さんのフェイスブックで小島農園さんでファームステイの記事を
    読み、小島農園さんのフェイスブックを拝見しました。
    6月11日(土曜)田植え予定、とあり興味を持ちました。

    居宅介護のパートをしており日曜が出勤なため、土曜は朝9時に仕事終えるので

    もし、田植え初心者でも参加可能ならば 田植えをしたいです。

    所沢在住の主婦です。日々花家さんで玄米食甲田式健康法を知り
    お米ってどうやって育ち、食卓にのぼるのか、実際にやってみたいです。

    よろしければ田植えの集合場所時間お知らせください。

    自己紹介がわりにフェイスブックページ小島農園さんに
    いいねを押させていただきます。
    どうぞよろしくお願い致します。

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