2014年3月14日 第10号 

啓蟄、桃始笑(桃のつぼみが開き、花が咲き始める頃。)

春本番になってきました。小島農園の畑では、じっと冬の寒さを耐えていたお野菜たちが、元気になってきました。1月にどんどん霜で焼けてしまったお野菜たちが、こんな風に元気になるとは思いませんでした。植物の生命力はすごいです。2月の大雪は、水が大好きな水菜にとっては恵みだったようで、ぐんぐん大きくなりました。小松菜も青々してきました。あと1週間ほどで食べごろの大きさになると思います。そして、蕾が伸びてきているお野菜も出てきています。大きくならなかったタアサイがたくさんあるのですが、小さな蕾がたくさん伸びています。チンゲン菜、ルッコラ、カブも、蕾が出てきています。例年2月には、菜花として出回る「のらぼう」は、今年は遅いのでしょうか?まだ蕾が見えません。

この時期、完熟した人参もおいしいです。大きくなれず、親指ほどの大きさの人参がたくさんあるのですが、サラダにするとかわいいです。人参は、土に水分があるほうが大きくなります。去年、畝を立てたところと、立てなかったところでは、立てなかった方が人参が大きくなりました。今年は、畝を立てずに播きたいと思います。

春夏の野菜作りも始まりました。育苗用のハウスで、サンチュの種まきをしました。去年種を取ったものを播きました。発芽したものが少ないので、今度は買った種を追加で播きたいと思います。12日には、春播き五寸人参と亀戸大根の種も播きました。亀戸大根は、透き通るような白い色をした大根で、浅漬けにするとおいしいです。5月6月に販売できると思います。もしかしたら、大きくなる前に花が咲いてしまうかも…。畑では、小松菜、四月しろな、ちじみ菜、時なし大根、大浦太ごぼう、長ねぎなど、次々に播いて行きたいと思っています。お楽しみに。

そして、夏野菜のトマト、ナス、ピーマン、キュウリ、ズッキーニ、スイカなどの苗作りも次々に始めます。「苗半作」というのですが、元気な苗を作ることは、その後の成長に大きく関係します。苗がすくすく育つように、暑すぎず、寒すぎず、温度管理をしっかりして、水もあげすぎず、乾きすぎず、これがなかなか難しいのですが、やって行きたいと思います。

ところで、小島農園のお野菜、シンプル料理が一番だと思います。今、販売中の水菜、山東菜、ルッコラ、黒田五寸人参は、ちょうどサラダにするとおいしいです。おいしいオリーブオイルと塩を振るだけで、それはそれはおいしい一品になります。お試しください。

カテゴリー: 畑のお便り

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