作りたい人、買いたい人

私たち、自分たちで食べるものは自分で作りたくって、農家になりました。自分たちが食べたいものを作ると、販売するときも、自分たちと同じような食事をしている人に宅配という形でお届けすることになります。本当に、理解がある方に恵まれて、お野菜をお届けすることができています。

今日、ある人とお話ししていて、感じることがあって書いてみることにしました。その人は、お野菜がなくなったときに、ほしいものを買いたいんだそうです。地域のマーケットで買うのも好きだそうです。普通のことだと思います。でも、農家って、本当はそれじゃ困るんじゃないかな?私たちは困ります。みんながほしいときに、ほしいものを買っていたら、足りなかったり、余っちゃったりするからです。小売店も、ほしいときにほしいものが買えるように品揃えしてくれて便利だけど、だから余るものが出てくるんだと思います。余るの前提だから、農家から買い取る金額も低くなっちゃいます。農協は、値段の2割くらいマージンをとるそうですが、売れ残ったら農家が回収しないとです。売れ残るのは当たり前です。

去年、直売所を作ったのですが、野菜を置いても売れないことがありました。当たり前と思うかもしれませんが、丹精こめて作った野菜が売れないのってとても残念です。よく挨拶してくれる人に、「宅配で売っているんですよ」と言っても、「よく通るので、置いてあったら買います。」と言っていたことがあります。数日前に予約すなんて面倒なんですよね。地域のマーケットに出店しても、売り方が悪いこともあるのですが、売れ残りは当たり前です。宅配はまったく違います。どんな野菜がくるのか楽しみにしてくれるお客様。こちらも、作ったもの、持って行ったものは、かならず買ってもらえる安心感があります。

小島農園は、今後どうやって販売していこうと考えることがあります。これからも、宅配と地元の自然食品店がいいと思っています。そして、自然栽培と固定種野菜の普及のために、地域のマーケットに出店する。私たちの思いとあうお客様にしか、お野菜は届かないけれど、それしかないなぁと。

まとまりませんが、公開しちゃえ!

カテゴリー: 販売

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