原市場、名栗方面にお客様がいっぱいになった顛末

原市場、名栗方面のお客様が10月からぐっと増えました。現在8家庭、11月下旬から9家庭になる予定です。
特に、農業をはじめたばかりの方、これから始めたい方の参考になるのではと思ったので、夏までの2家庭から7件増える様子を紹介したいと思います。

飯能市原市場は、小島農園のある芦苅場から片道約25分かかります。名栗はさらに山奥に入っていき、入り口の方でもさらに10分以上、奥になると原市場からさらに20分、それ以上と山道を登っていくことになります。初年度から、「名栗の方なんですが、配達はできますか?」と何度か聞かれたのですが、「配達は20分で行ける原市場までになります」とお断りし、どうしてもという方には、市内にも関わらず、宅急便でお届けしていました。

原市場には、初年度から申し込みいただいた方がいて、2週間に1回のペースで配達していました。「ついでのときに寄ってほしい」ともう1家庭にもそのときに。2年目(去年)には、他に2件道中にお届けする方がいて、4件で原市場コースの配達をしていました。去年、先方からの中止したのが1件、こちらの都合で中止したのが1件と、また2件に戻っていました。そして、夏野菜は9月まで、原市場のお客様が毎週お野菜を取りに畑に来ていただいたので、原市場方面の配達はありませんでした。

8月中旬に、名栗の奥の方と言っていい、「名栗の杜」の吉川さんからお野菜がほしいと連絡いただきました。就農1年目でしょうか、清流マーケットで、「名栗まで配達できますか?」と尋ねられたことがあると思います。片道40分、遠すぎる配達なんですが、思い立って日曜日に「えいや!」と行きました。(そのときの投稿があります。)
名栗の杜に配達に行ったら楽しすぎでした

毎回、名栗までお届けに行くことができないので、宅急便でお届けするか、吉川さんに畑に取りに来てもらうことになりました。これが始まりでした。

数回お野菜のお届けをした10月初旬のある日、電話が。まずは、実習生を紹介してくれましたー!名栗の子です。おかげさまで、今とっても楽しくって、収穫の時もとっても助かっています。

次に、有機の里で小島農園のお野菜ファンだった方がいたのですが、卸すのをやめてからお会いできなくなって残念に思っていた方をつなげてくださいました。そして、これまた小島農園の宅配を希望したことがある(記憶していないのですが)という方も紹介してくれました。

と思っていたら、実習生のお友達が「お野菜ほしい!」と言ってくれました。バッチリ原市場コースの道沿いです。

まだまだ続きます。11月4日の出荷日の前日も電話くださり、1家庭紹介してくれました。波乗りは得意な私です。前日でも「OKです」とお受けしました。ちょっと心配そうな夫がいます。さらにさらに、その出荷日の当日朝にも電話があり、実習生のご近所さん(実習生から、小島農園のお野菜に興味があることは聞いていました)も、「葉物だけで2000円欲しい!」ということでした。葉物豊作だし、Facebookを通じて、その方が面白い人!と感じていたので、また波乗りです。「OKです!」とお届けすることに。

さらにもう1件、赤沢のヤナギコーヒーさんも宅配お願いしたいと言っているとお電話くださいました。そうです、ヤナギコーヒーさんも初年度に清流マーケットでお会いしたときに、「赤沢には配達できますか?」と聞いてくださっていたのです。「ちょっと遠くて配達できません」とお断りしていたのを、お話が来て思い出しました。先日お店に伺い、11月下旬から、宅配スタートすることになりました。

8月25日に名栗の杜に軽い気持ちで配達に行ったことが、こんな流れになるとは思いませんでした。吉川さんの人脈と行動力に驚くばかりです。吉川さんに、「ブログに書いてもいいでしょうか?」と尋ねたところ、快諾していただいた上に、素敵な言葉も添えてくださいました。

こちら方面に来てくださる、とのことから、その、心意気をありがたく思い、小島さんが、効率よく収益があがるよう、念じておりました。
もちろん、気持ち的なやり取りあっての収益、ですが。
また、なにより、身体が喜ぶ野菜を作られていることに感動してのことです。

心を込めて作り、心を込めてお届けするからこそ、今回のような流れができたのだと思います。これからも、心を大切にしていきたいと思っています。忙しすぎて、心をなくさないように、そして自分たちの暮らしを壊さないように。

原市場、名栗方面には、暮らしと食を大切にする人たちがたくさん住んでらっしゃると、氣づきました。まだまだいらっしゃるかもしれませんが、小島農園の宅配の許容量がいっぱいとなりましたので、今お届けしている方までとしたいと思っています。

カテゴリー: つながり
One comment on “原市場、名栗方面にお客様がいっぱいになった顛末
  1. なおちゃん より:

    吉川さんから、出会いについて訂正いただきました。

    小島さんとは、今年5月の「清流マーケット」で、娘さんにおっぱい、あげながら、おいしいジャガイモの煮っころがしを販売されていたのをお見かけしたのが、初めの出会い、奥さまは、とてもフレンドリーな明るい方、旦那さまは、ちょっと、気むずかしげで、警戒心が強そうだけど、打ち解けると、やさしそう…
    ジャガイモの美味しさとお人柄に惹かれました。

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