みんなでわいわい、雑穀の種まきしました　

小島農園に関わっている人には、雑穀大好きな方がたくさんいます。今年は、そんな方たちに声をかけてみんなでわいわい種まきをしました。

ラインナップは、
もちきび3種類5.4畝（飯能在来きび、横田農場さんからもらった紫きび、横田農場さんからもらった都幾川きび）
高キビ4.5畝
もちあわ1.5畝

で、一反を超えるくらい。かなり広く作付しました。まだ脱穀＆調整に自信がないのと種がないのでヒエは見送りました。もちきびは、どれがおいしいか見極めて、１つに絞っていきたいと思います。去年までは５月中旬を目安に種まきしていたのですが、小島農園の恵まれた立地（すぐ隣が１３町もある営農組合の畑で、大豆、小麦、米を作っている）を利用して、米が実るころに雑穀も実るように６月に種まきするようにしました。さすがのスズメも分散してくれるだろうと。小川町の横田農場さんに、「去年は遅くに種をもらったので７月に入ってからの種まきになりましたが、収穫できました」と聞いていたのです。ちなみに、小麦の被害ゼロと言っていいほどです。今日、営農組合の４反の小麦畑に目を向けたら、スズメがいっぱいいました。小島農園の立地、小麦栽培にも向いているようです。

雑穀の種まきは、クリーンシーダーという播種機を使いました。粒の大きさによって、ロールと呼ばれる部品を決めます。粒の大きい高キビは大きめの「Q」というサイズで4粒くらい落ちるように。もちきびはMで4粒、もちあわはXで4粒落ちるくらいに。株間は20㎝になるように。もちあわは、1粒から１つしか穂が出ないので、13㎝にしました。4粒播いて、きっと2粒発芽するだろうと思って。もちきびは、地力が高いとどんどん分けつするので、1か所に1本育てば十分です。種は足りるかな？と心配するくらい少なかったのですが、クリーンシーダーで播くと、播きすぎることがなく、もちきび5畝で１００㏄くらいで足りました。高キビも４．５畝で３００㏄くらいだったかな？どのくらい発芽するか？発芽するまで心配ではありますが。

郷田さんの雑穀の本には、管理機の都合で60㎝～80㎝がいいでしょうと書いてあるのですが、2年前から株間40㎝でやっています。株間が狭いメリットは除草が1回で済むこと。徒長しているように感じないので、多分大丈夫です。播種してから1か月後くらい、草がかけば抜けるくらいの時に1回除草すれば、あとは雑穀の方が生育旺盛で育ちます。惚れ惚れするほどの生育です。同じように陸稲を育てても、メヒシバに負けるのです。

さて、条間40㎝の種まきですが、人数が多いので目印は人！30mの畑の両端に人が立って、「ここに目指してまっすぐ進んで―！」とクリーンシーダーを押してもらいました。はじめのうちは、よたよたと曲がっていたのですが、2回３回と進むうちに、みなさんコツがつかめたようで真っ直ぐに進むようになります。耕耘したてのふかふかの土の上を進むのは、結構大変です。きっと明日はみんな筋肉痛かも！

それにしても、たくさんの人でわいわい種まきする楽しさ。みんなで順番に「次は４０㎝のところねー！」と声をかけたり、順番変わったり。赤ちゃんがいるお母さんは、目標が自分の息子！息子に向かってまっすぐ進んでました。

９時からスタートして１１時半には終わりました。「これからの育ちが楽しみ！」とみんな言ってくれました。種まきは、そんなに時間がかからないので、今までは時期をみてさっと播いていたのですが、やっぱり自分で播いたものが育って、収穫して、口に入るなんて格別だなと思います。夕方から恵みの雨がどっさり降っています。「こんな嬉しい雨はあまり無かったな〜。農家さんはいつもお空や自然の恵みに感謝しておられるのでしょうね。」と嬉しいメッセージもいただきました。

おみやげにズッキーニを収穫して、お昼ごはん。雑穀のおいしさをたくさんの人に広めたいと活動している「つぶつぶ」のYさんと、３日（水）に行われたばかりのつぶつぶの講演会でナンパしたOさんとUさん、話は盛り上がります。雑穀の話、こどもの話などなど。Oさんは、実家も嫁ぎ先も農家ということで、小島農園の農業にも強い関心があるようです。なんとランチ後のさつまいも植え付けまでずっといてくださって、こどもと遊んだり、お話したり。

30m先の人を目指して進みます

楽しそう！

こちらも楽しそう！

ここに向かってまっすぐ来て！なんかかっこいいね。

ちょうど並んで播きました。高キビともちきびかな？

お昼は、小島農園の一等地で、いろんな話が盛り上がりました！