今年はトマトはテンの畑でメインに栽培します。
前作は、2018年まで大麦、その後8月~2019年3月まで人参で、ヘアリーベッチを混植していました。3月にはわさわさと育ったヘアリーベッチを3月下旬にハンマナイフモアで粉砕して、4月6日に浅く耕耘しました。
前日に深く耕耘して、マルチを張りました。ヘアリーベッチは影も形も見えないくらいになっていました。
トマトの定植
トマトは24m×5本です。ミニトマトと大玉・中玉トマトを交互にして、交雑しやすいミニトマト同士、大玉・中玉を少しだけ離しました。
1.ブラックチェリートマト 36株 60㎝間隔。苗が足りないので、後で脇芽を刺してみようと思います。
2~3.世界一トマト 70㎝間隔。
4.ステラミニトマト 60㎝間隔
5.中玉マティーナトマト、ミニのピッコラカナリア(F1)を固定中 60㎝間隔
(このほかに、別の畑で中玉トマト サンティオを栽培します。サンティオは、交配種(F1)を固定していて、そろそろ新しい名前を付けて販売する予定です。他のトマトと交雑しないようにしています)
世界一トマトの根っこはこんな感じでした。12cmのポットだとここまで大きく育っていても根があんまり巻いていません。大きい苗で、ポットの中で根っこがぐるぐる巻いているものは、定植後に根っこが広がりにくくなります。それよりも、地上部がポットから少しはみ出る大きさくらい、すなわち地下部の根っこもポットに当たったばかりの頃のほうが、根っこがそのままの勢いで伸びることができるそうです。肥料を与えない自然栽培では、幼い苗を植えて、根っこが真っ直ぐに進む力を利用する方法があります。
ちなみに、この世界一トマトの苗は少し大きいくらいです。もう少し小さい方が活着がよく、根っこがすくすく伸びると思います。が、苗が小さいとネキリムシに折られやすかったり、強風で茎が折れたりと定植後に苦難に出会い育たない可能性もあります。
2015年~2017年まで、トマトを定植するときは防虫ネットを張っていました。4月下旬から5月中旬まで強い風が吹くことがあります。2015年には、植えたばかりのメニーナが南の強風で倒され、翌日北の強風でまた倒されて弱ったことがあります。小島農園の小さな苗は風にめちゃめちゃに押されて折れてしまったり、根が弱くなってしまったことがあるからです。
防風効果は高かったですが、やっぱり手間がかかります。2018年は防虫ネットなしで、ちょっと大きめの苗を定植して支柱を添えました。今年も畑の準備が遅れて苗が大きくなったので、防風ネットなし、支柱にくっつけました。
15時過ぎ、雷と大粒のヒョウ
24m×5本の苗を植える予定でしたが、2本目を終えた頃に雲行きが怪しくなり雷が鳴り始めました。そして遠くから大きな音。ヒョウでした。遠くでヒョウが落ちているのが見えました。「こっちにこないでー!」というお願いもむなしく、直径1㎝を超える大粒がいっぱい、20分くらい落ちたように感じました。ヒョウは当たると痛いです。そんな痛いのがたくさん、定植した苗、定植するためにマルチに配置した苗ちゃんに容赦なく降り注ぎました。
氷がたくさん降ったので、急に寒くなりました。こどもたちは家に帰して、ヒョウが収まった16時過ぎ、苗はまだいっぱいマルチに置いたまま。折れた苗を回収する気持ちにはなれず、雨が降り続く中、定植しちゃうことにしました。難しい判断ですね。マルチを張ってい居たおかげで、土は暖かくて氷で冷え切った苗ちゃんが喜ぶようでした。「がんばれー」「いたかったねー」っとたくさん声をかけて励ましました。こんなときは、最強の「ひふみ祝詞」もでてきます。神様にすがる氣持ちで、ひふみ歌を歌いながら、トマトちゃんの再起を願いました。
2列植えて真っ暗になりました。残り1列は翌日に持ち越しです。
翌日の写真ですが、葉っぱがちぎれたもの、茎が折れたものがあります。茎が折れたものは6本くらいかな。あんなに強いヒョウだったのに被害はすくなめでした。
トマトは防虫ネットを張っていませんでしたが、ズッキーニや本当の防虫目的でキャベツには防虫ネットを張っていたので無傷でした。ビニールハウスも破れませんようにと祈っていたら、破れていなくって本当によかったです。
トマトは強い子です。茎が折れても、他の葉っぱの付け根からきっと新しい芽が出てきます。雨降りの中で定植を続けて、踏み固めてしまった通路は、後日耕耘機で耕してほぐそうと思います。
こんなにヒョウが降ったのは初めての経験です。農業をやっていると、作物にも影響が大きいので大変だなって思いました。
翌日はとってもいい天気。無事トマト5列定植完了!
おまけ 落花生の種まき
トマトの隣に落花生も播きました。今年は条間1m、株間40㎝にして、伸び伸び栽培してみます。長男が種まきしてくれました。
落花生は、今年は2回播く予定です。次は、さつまいもを植えるタイミング、6月に入ってからです。これで秋に長期間生落花生を出荷できます。出荷できない分は、今年は煎り落花生にしてみます。
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