育苗ハウスの改築、台風への備えとして

台風への備えとして、育苗ハウスの改築を行いました。
具体的には (1) 暴風に備えた前面扉取り付け部の補強、(2) 豪雨に備えた扉位置の上方への移動、です。

こちら、前面から見た作業前の写真です。

改築作業前

改築作業前

(1) 暴風に備えた前面扉取り付け部の補強

春の暴風時の観察で、育苗ハウスの風に対する弱点は、前面の扉、およびその扉の取り付け口であることがわかりました。観音開きの扉は、両サイドを蝶番で軸(地面に差した直管パイプ)につけているだけで、中央はロックで左右の扉をつなげているものの強度はまったく期待できず、風でかなりあおられました。また、扉をつけている開口部は幅 240cm と広いにも関わらず、扉の直上のビニペットだけが構造材となっていました。特に中央部は、ハウスの頂上から 1m 以上何の支えもなくぶら下がっていて、非常に弱いものになっていました。

この反省を踏まえ、次の対策をすることにしました。

(a) 扉下に直管パイプを渡す。
左右の扉取り付け軸の間に直管パイプを横に渡します。扉が閉まっているとき、この直管パイプの上に扉が乗る形になります。この横に渡した直管パイプには 2 箇所(後述する (c) クサビを含めると 3 箇所)45cm の直管パイプを垂直に取り付け、地面に埋めます。垂直に埋める直管パイプの先は叩き潰しておきます(水や土が入って腐食が早まるのを避けるおまじないのつもり)。

扉下直管パイプ

扉下直管パイプ


扉下直管パイプに取り付ける埋め込みパイプ

扉下直管パイプに取り付ける埋め込みパイプ

(b) 扉上部に直管パイプを渡す。
扉上部の弱点を補うため、開口部上部の六本の縦直管パイプを接続する水平方向の直管パイプを導入します。なお、最初の写真は作業前のものですが、この対策だけは施したものになっています(扉の上に横方向に入っているパイプがご覧いただけると思います)。

(c) 左扉の上下をクサビで留める。
扉は観音開きになっていますが、普段は右の扉しか使っていません。なので、左扉はがっしり止めてしまって構いません。がっしり止めておけば右扉はそれとロックでつなげるだけだいぶ風に強くなると考えます。とはいえ、大きなものの搬入時などに左扉を開けることもあるので、頑丈さを維持しつつ、開けるのも面倒にならない(かつ、安価にできる)仕組みが必要になります。とりあえず、左扉の右端の上下をクサビで留めるようにしてみました。具体的には、扉の右端のパイプの下部に 22φ 20cm の直管パイプを取り付け、また、(a) の扉下直管パイプに垂直に 22φ 45cm の直管パイプを取り付けます。そして、これらの 22φの直管パイプ双方を 19φの直管パイプを串刺しにします。上部も同様に、扉の右端と (b) のパイプから垂直に伸ばした 22φの直管パイプを 19φの直管パイプで串刺しにします。この 19φの直管パイプがクサビになっていて、差してあれば扉はがっしり固定されるわけですが、クサビを抜けばフリーになります。

左扉下部クサビ

左扉下部クサビ


左扉上部クサビ

左扉上部クサビ

これらの対策は、夏前に建設した作業ハウスではすでに施してあり、それなりの効果を上げています(本格的な試練は今回の台風が最初のものになるので、どうなるか興味があります)。

(2) 豪雨に備えた扉位置の上方への移動

育苗ハウス建設の後に駐車場の整備を行ったのですが、諸事情により育苗ハウスの入り口付近が駐車場よりも低くなってしまい、雨がたくさん降ると育苗ハウスの前に水が溜まってしまう現象が発生するようになってしまいました。
そこで扉の取り付け位置を 12cm 上げることにしました(10cm 上げる設計をしていたのですが、ジョイントの干渉の問題で 12cm 上げなければならなくなってしまいました)。

どうにか台風18号は

今日はどうにか今回の台風をしのぐ対応をしたところで時間切れになってしまいました。もう少しなだらかになるように盛り土し、チップによる被覆をして仕上げたいと思います。あと、クサビがきつくて動かしにくいので調整すること、クサビが落ちず、なおかつ抜き差ししやすいように取っ手をつけること、もやりたいと思っています。

改築後の前面

改築後の前面


作業終了後の前面はこんな感じになりました。最初の写真と比べて違いが見て取れるでしょうか。扉とその外側のビニペットの位置を比べると扉が少し上に上がったことがわかるかと思います。

カテゴリー: 農場

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*