山梨県在住の矢野 智徳による、「いのちめぐる風土の再生講座」に参加しました。お隣の日高市です。
1回話を聞いただけでは、難しくて、うまくかけるか分かりませんが、メモを。
地下の水だけでなく、空気の動きも考えることが大切。水だけでは動けなくて、空気があるから水が動く。
例えば砂防ダムなどで川の水を止めてしまうと、海で砂の山を作ったときに、溜まった水で山が崩れるように、川の近くの山が崩れてしまう。大島の土砂災害も、現地に行って調査したそうです。
山の様子、川の流れなど、自然を手本に、いろいろ悪戦苦闘して、今のやり方を考えたそうです。
川の流れには、ところどころ深いところがあって、それも意味があると。
講座は、矢野さんが庭と畑を再生したおうちで行われたのですが、明渠をつくり、水と風が流れるようになっていました。角には、深いところがあって、そこに太い木などで空気が抜けるようになってます。年に数回、その深みは掘り返して空気が抜けるようにします。空気と水が通るようになると、他のところもゆるんでくるそうです。やわらかな春の草がたくさん芽吹いていました。硬盤層もなくなるそうです。
耕作放棄地は、はじめは硬いところが多いのですが、四辺に重機で溝を掘るだけで、柔らかくなってくるそうです。今度、借りたい田んぼがあるのですが、試してみたら面白そうだと思いました。
「風の草刈り」が面白かったです。風が、草を倒すのを真似して草刈りをすると。草が風で倒れる高さを確認してから、鎌でざっざっと刈るだけ。強く地際から刈り取ると、負けるもんか!と反発してぐんぐん成長してくるけれど、草が弱くなって折れている高さで刈れば、それほど大きくならないと。草刈りを2回で終わらせようと思わずに、風の草刈りを4回したほうがいいと。
木の剪定も、やったかどうか分からないような剪定方法。木の先を見れば、その木がどのように伸びるのか分かる。3本ずつ伸びているなら、そうでないところを刈ったり。山の木は、風が剪定していると。木を揺らして、他の枝よりも揺れが多いところは、枝を落としたり、刈ったりする。
矢野さん、自分で考えた方法を実践して、講座も開いてどんどん広めているところ。関東、関西、沖縄、大島いろんなところで活動されていること、世の中のことを考えて、自分のすべきことをしていること、素晴らしいなと思いました。
まだ腑に落ちるところまで言っていないので、まとまりませんが、ひとまずアップ。
コメントを残す