6/16~18にライ麦を収穫しました。今年はクマの畑約3反でライ麦を栽培しました。
2017年から、大豆とライ麦を1年で2毛作する実験をしています。7月に大豆の種を播き、10月に大豆が葉を落とし始めた頃にライ麦の種まきをします。11月下旬から大豆を収穫して、6月下旬にライ麦を収穫。2回耕耘して、また7月に大豆の種を播くというサイクルです。
大豆の栽培とライ麦の播種
2018年7月から12月まで大豆を栽培していました。大豆は畝間60㎝で種まきしていて、播種後1か月ごろに一度中耕除草をします。大豆が高くて、畝間が低くなっています。
10/16に赤大豆と小豆の畝間に、11/7には茶大豆と青山在来大豆の畝間に手でライ麦を播きました。大豆の葉が元氣に茂っていると播きづらいので、ゆっくり豆が膨らむ茶大豆の種まきは、先に実る赤大豆より3週間おくれることになりました。
2017年にライ麦を播いたときは播いた量が少なかったようで、収穫するときにひょろひょろした感じがしました。なので、2018年は結構厚めに播きました。20kgのライ麦が1反くらいで終わってしまうくらいです。11/1には、ゴマ、落花生、トマトのあと地を耕耘してライ麦を播きました。こちらは、クリーンシーダーを使って播いたので種の量が手で播いたときより少なくて済みました。
冬の間、大豆の生えていた山になっている部分の土が風で飛ばされて、谷間にあるライ麦の上に積もります。山と谷がなだらかになっていきます。ライ麦に自然がかかって麦踏みをしたような状態になります。
3月からぐんぐん背が伸びて、4/24には「ライ麦畑でつかまえて」遊びができるようになります。
大豆とライ麦はやせた畑があっている
小島農園の畑でも、かなりやせているクマの畑で大豆とライ麦を栽培しています。大豆は虫がつきにくく、ライ麦は倒伏しにくいです。
一度、よく育つ「シカの畑の下段」でライ麦を栽培したときは、驚くほどライ麦が倒れて、収穫のときに苦労しました。2m以上の長さになるライ麦は、倒れると3列隣まで倒れるんです。1列刈るのに2列分起さないといけないのが本当に大変すぎました。なぜ倒れたのか考えたところ、生育がいいライ麦は重くて倒れやすいようです。また水が集まる畑は、大雨で大地が緩んで、そのときに強風が吹くと倒れやすいのではと思います。
シカの畑の上段は、一番痩せた畑です。なのに、ひょろっと育ったライ麦が収穫時期を過ぎた7月になってもしなやかに立っているのをみて思いました。痩せている方がライ麦は倒れにくいんだと。痩せた畑ではたくさん分けつをしないので、播種量を増やすことで収量を増やす方法を試したところ、大成功でした。
大豆も肥えた畑だと、葉っぱを食べるコガネムシ、実を吸うカメムシ、実に入り込む蛾の幼虫など、様々な虫害が発生します。クマの畑はこの虫害がすくなくて、秀品率が95%くらいです。(ビーンスレッシャーが内部で選別してくれているおかげでもあります。)
ライ麦の種まき後に、中耕除草麦踏みなしでよく育つ
麦は麦踏みをすると、冬の寒さ、特に霜柱によって根っこが持ち上がって弱る被害が軽減されます。中耕や土寄せもある程度効果があるようです。
大豆の谷間に種まきすることで、冬場の風が、麦踏みの代わりの土寄せしてくれます。除草をしていないのに、麦の収穫後に草が生えていないことに驚きます。部分的にはマツヨイクサやヤブガラシ、そしてエン麦やイタリアンライグラスなどが生えました。
ライ麦の収穫
よくライ麦が熟してから収穫と脱穀を行います。2016年には、倒伏を恐れてまだ青みが残るうちに収穫と脱穀を行いました。このとき、ハーベスターの扱胴(こきどう、脱穀する回転部分)に穂や茎がいっぱい詰まってしまい、異音がしたり、負荷がかかったりします。
今年の動画のように、よく乾燥したライ麦は次々と脱穀しても扱胴が詰まることはありません。ある程度やせた畑のライ麦はしなやかで倒れにくいと思います。
ライ麦の乾燥
2018年までは、農機具屋さんから大きな浅い段ボールをもらって、畑に広げて天日で乾燥させていました。
2018年は、1日目に収穫したライ麦を翌日が雨だったのでもみ袋に入れたままにして、2日後に天日で乾かそうとしたらかびていました。収穫した麦は、すぐに乾燥できない場合は5㎝くらいに広げて、風を当てて乾かすのがいいようです。後日、収穫日の翌日が雨だったときに、部屋で段ボールに麦を広げて、扇風機で風を当てたらかびませんでした。
2019年は「平面型乾燥機を購入しました」ので、乾燥機で乾燥させました。楽ですねー。雨でも夜でも乾燥できます。突然の夕立に備えなくっても大丈夫です。
ライ麦の販売
ライ麦販売します!1kg1000円(税別)です。送料はヤマトの宅急便の料金に準じます。
こだわりのパン屋さんで、小島農園のライ麦を使ったパンを食べれます。
秩父市の「ラパンノワール くろうさぎ」さん
所沢市の「自家製酵母と手作りあんこの店 いちあん」さん
日高市の「Cafe 日月堂」さん
2019年からは、日高市のふわふわベーカリーさんも!
コメントを残す