2020年の小麦を収穫しました!
今年の小麦畑はヤギの畑(うち約1.5反分)とアナグマの畑(うち6畝分)です。
小麦の収量の変遷
年月日 | 畑・面積 | 収量 |
---|---|---|
2015年5月30日 | きつね | 40kg |
2016年6月6日 | やぎ 2反5畝 | 230㎏ |
2017年6月27日 | うし 2反5畝 | 700kg ※1 |
2018年6月24日 | やぎ 2反5畝 | 70kg |
2019年6月26日 | うし 2反5畝 | 540㎏ |
2020年6月4日、 | やぎ 1反5畝 | 300㎏ |
2020年6月9日、 | あなぐま 6畝 | 217㎏ |
※1 乾燥前だったかも。下段は青いうちに刈って水分量も多かったので、もし水分量30%だったら、12.5%に乾燥させると580kgになります。
ヤギの畑 2015年から2020年まで
ヤギの畑は元茶畑だったのですが、2007年の航空写真を見るとすでに草地でした。2013年に2つ隣のクマの畑を借りてから観察していたのですが、草が生えては除草剤できれいにしているようです。大豆を栽培したときに根粒菌がつかなかったです。(最近、土壌微生物に着目しているのですが、除草剤を長年使用すると微生物がとても少なくなるのではと思っています。)
ヤギの畑を借りてから、次のように大豆→小麦→中間作物と輪作をしています。
年月 | 作付など |
---|---|
2015年4月~2015年10月 | 雑穀(もちきび、高キビ、ヒエ、アワ)、陸稲の入間錦、借金なし大豆、青山在来大豆、小豆、搾油用ひまわり、白モチトウモロコシ、つる首かぼちゃ |
2015年11月~2016年6月 | 6/6 小麦 収量230㎏ |
2016月~11月 | 大豆 |
2017年3月 | じゃがいも、春葉物、雑穀 |
2017年11月~2018年6月 | 6/24 小麦 収量70㎏ |
2018年7月~ | 大豆 |
2019年3月~ | じゃがいも、春葉物、かぼちゃ、キャベツ、トウモロコシ、枝豆、トマト等 |
2019年10月~2020年6月 | 6/4 小麦 300㎏(2.5反のうち1.5反に作付) |
2016年6月には2.5反で小麦230㎏収穫できたのですが、2年後2018年には70㎏と激減してしまいました。
理由は、播く量が少なく、大寒波で麦が消え、草に負けたことです。草が多すぎてバインダーに絡むので収穫をあきらめた部分が多かったです。麦踏みをしなかったのも影響していると思いました。
2020年収穫分は、早播き、麦踏みで挽回と思っていましたが、1.5反分の作付ということもあり300㎏になりました。
1.5反に作付を減らした理由が、イタリアンライグラス(ねずみ麦)が増えてしまったところに作付しなかったからです。イタリアンライグラスは、牧草でどこからかやってきて繁殖します。春3月に2回くらい耕耘して、花を咲かせないのがコツかと思います。
ヤギの畑を元気にさせるには、次回は「小麦わらをすき込む」というのを実施したいです。大豆は収穫して残渣を畑に残していますが、小麦のわらは敷きわらとして他の圃場に持ち出します。土を元気にするには、小麦のわらをすき込み、微生物の餌にするのがいいのではと思っています。また、手間がかかるのですが、大豆を収穫した翌春、作付前にサブソイラを入れて耕盤層を破壊するのも有効だと思います。一度「微生物投入しちゃおうかな?」と思いついたのですが、小麦のわら投入を先に試そうと思います。
ヤギの畑 2020年は300㎏
2020年のヤギの畑の小麦は、次のスケジュールで栽培管理しました。
2019年10月27日種まき
2019年12月 麦踏み1回目 麦踏みローター利用
2020年1月 麦踏み 味噌作りイベントの参加者と一緒に
2020年3月4月 除草
2020年6月4日 収穫、脱穀。麦わらの移動。
2020年6月8日 次作のために耕耘
収穫は、研修生の岡田さん、ほっこりポッコリ自然農園の橋井さんが手伝ってくれました。
よく育ち、よく倒れた、あなぐまの畑 収量200㎏
アナグマの畑は2019年に借りました。まずは緑肥と思い、黒千石豆とひまわりを栽培したところ、とてもよく育ちました。地主さんの話だと自宅の近くで「エースの畑」だったそうです。
緑肥をハンマナイフで粉砕したときに氣がついたのですが、ある程度晴れが続いた後でしたがハンマナイフがはまりやすいところが多かったです。コンクリート用水路、アスファルトの道路、60㎝くらい高さ畔の上にアナグマの畑があるのですが、コンクリート用水路やアスファルトの関係で、水が通りにくくなって、畑にも影響があるのでしょうか?使ってみないと分からないものです。
2019年11月6日に種まきして、12月に麦踏みローター1回、1月ににこにこハウスのみなさんと麦踏みしました。よく育ったので、こちらは除草なしです。
驚くほどよく育った小麦は6月になって倒れてしまいました。水の多い畑では小麦はよく倒れると思います。2019年ウシの畑で、水の多い下段がよく倒れました。6月25日に収穫するときには、すでに発芽したものや腐ってしまったものがありました。
今年は、小麦色になったので、青みが残るところもありますが、先に刈って稲架で干すことにしました。(全部干そうと思ったら多すぎたので、途中から青みが残っていても脱穀することにしました。現場の判断大切!)脱穀済みのものが80㎏、ハウスで干してから脱穀したものが137kgで217㎏でした。
尚、ハウスで1週間干したものは水分量が12.5%とちょうどよかったです。
コメントを残す