葉物の収穫跡は次のような状態になります。
明石農園での研修時、葉物を収穫するときには、折れた葉、外葉など、食べてもおいしくないものにならないものについては、その場に捨てていました。また、収穫のついでに草を刈ってしまうとよいと明石誠一さんに教わりました。ともかく、収穫した後の畝は、写真のようになっていました。
このようにする理由は、主に作業効率を考えてのことと理解していました。そして、研修中は、冬葉物を収穫するときは刈った雑草を一山にまとめ、作物の食べられない部分をまた一山にまとめていました。明石農園では、作物残さを積む堆肥山と雑草を積む堆肥山があったので、勝手にそのようにしていました。
写真のように散らかった畑はあまり美しくないと思っていました。自分で畑をやるときは、畑をきれいにしておくことに気をつけようと考えていました。圃場は第一義的には生産の場ですが、お客さまがきて安らげる場所として提供することも重要だと考えていたのです。
ですが、小島農園を始め、この冬に葉物の収穫を始めると、結局、収穫跡は写真のようになりました。
なぜかというと、無投入で栽培を続けていくのであれば、生えてきた植物の体は、収穫物として持ち出すもの以外は、その場に戻して土にするのが基本だと考えるようになったからです。土に戻す予定の草体は、積んでおくと分解が遅れたり、嫌気的に分解される可能性があり、結局は薄く散らしておいて乾いたところで土に混ぜ込むのがいちばんよさそうに思い、このようにしています。
やっぱり美しくはないと感じますが、土を作っているというイメージを持ちながら、草や作物残さを散らす毎日です。
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