育苗ハウス建設
地主さんとの話がまとまり、畑での作業ができるようになりました。畑での初作業は、夏野菜の苗を育てるための育苗ハウスの建設になりました。さっそく 2/27 (水) に開始しました。
設置場所は「くまの畑 (そのうちリンク貼ります)」です。
「くまの畑」の立地
「くまの畑」は南側が市立つぼみ園、東側が茶畑、北側は農道、西側は道路を挟んで人家になっています。畑が多い地域ですが、意外と人通り、車通りがあります。初日、アーチパイプのサビ落としをしていたら、3 回も道を尋ねられました。翌日も 3 回。「ここは去年までウドやっていたよ」などと教えてくれる方も何人か。直売所を設けるにはいい場所かもしれません。
困るのは大型車の通行。抜け道になっているらしく、北側の農道をトラックが頻繁に通ります。10トン級の大型トラックもときどき角を曲がっていきます。突っ込んでこないかヒヤヒヤします。
北西の角から「くまの畑」を見たところです。
右奥 (南側) は道、生垣を挟んで崖の下につぼみ園があります。左奥 (東側) は茶畑です。地面をよく見ると前作のウドの残渣があります。
ハウス建築作業
測量
ハウスを建てる場所を決めるために、地境の確認をしました。2/25 (月) に探したときには見つけられなかった杭を発掘しました。
サビ落とし、サビ止め
今回建てるパイプハウスの材料は、千葉の八日市場に建っていたハウスを解体してもらってきたものです。アーチパイプもまだ頑丈ですが、土に差さっていたところが錆びていました。そこで、まずはサビを落としました。
最初はサビが地面に落ちないようにしていたのですが、駐車場予定地だからいいや、ということで、途中から地面に落ちるままにしてしまいました。
糸張り
サビ落とし、サビ止め塗りには二日目 (2/28 (木)) のお昼過ぎまでかかりました。15 時頃に姉弟子の N 野さんがいらっしゃり、一緒に糸張りをしました。写真を撮る余裕がなく残念。
水を満たしたホースを使って水平を出すのですが、思いのほか苦労しました。理屈はわかっていますが、それと実際にやるのとは大違い。結局、水平を出す作業は三日目 (3/1 (金)) の朝にやり直す羽目になりました。
アーチパイプ差し
パイプハウスの主要な骨組みとなるアーチパイプを差す作業は、今回、ゴボウを掘る棒を使うことにしました。直径 16 mm のものと 22 mm のものを借りたのですが、いろいろ実験してみたところ、直径 22 mm のものを 82 cm 差しこんで、できた穴に 22 mm のアーチパイプを 60 cm 差すのがよさそうでした。
これが重労働でした。ゴボウ棒を垂直にねじ込んでいくのが大変なうえ、できた下穴にアーチパイプを差すのも力が要りました。思い切り大きな掛け声をかけながら、全身の力で差しこんでいきました。23 組、46 本のアーチパイプを差すのに 12 時間弱かかりました。三日目、四日目 (3/2 (土)) はほとんどこの作業で潰れました。
奥行き方向の直管パイプの取付け
五日目、六日目 (3/3 (日), 4 (月)) はアーチパイプと直交する直管パイプを取り付けました。今回のハウスは、天頂部分、肩の部分、地面の際の部分に直管パイプを入れることにしました。
ここまでできると、ハウスの骨組みはほぼ完成です。見た目もそれらしくなり、がっしりとして、どうなることかと思ったアーチパイプの曲がりや位置のばらつきもどうにか形になったようです。
[…] 前回に続いて、育苗ハウスの建設です。 […]