今年も水菜のおいしい季節がやってきました

水菜がおいしくなりました。小島農園の水菜を食べた方が、「水菜って味があるのね。今まで好きじゃなかったけど、小島さんの水菜は好き」と言ってくれる方がちらほらいます。

小島農園では、晩生京千筋水菜という品種を育てています。私は、はやく大きくなる早生より、ゆっくり大きくなる晩生の方が好きです。その方が、じっくりおいしくなる気がするからです。野口のタネ屋さんでも、早生と晩生の水菜を販売していますが、就農1年目に選んだのは晩生。おいしいので今年で3年目です。

今年の水菜は9月16日に播きました。水菜は水が好きなので、大雨が降ると水が溜まってしまうシカの畑の北側に。今までは2,3回に分けて種まきしていたのですが、水菜は大きく育ててから収穫すればいいから1回に20m×2畝にしました。(あ、今年の水菜は自家採種したんです。大成功!水菜がほとんどでした。)

11月下旬に第1弾の出荷をしました。例年、この頃からとってもおいしくなります。でも、おいしくない葉を取り除くと、太い葉がほとんど全部味が薄いのでなくなってしまいました。うーんと思って、水菜の出荷をしばらくやめていたのですが、強い霜が数回降りた後、12月15日出荷分で収穫してみたら「これこれ、この味!」という甘くてコクがある水菜になっていました。

小島農園の水菜、なぜおいしいかというと、味のない葉を全部取ってしまうからです。
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大物600gの水菜、味のない葉を取り除いていったら、130gになってしまいました。でも、味のない葉に守られた内側の葉っぱは本当においしいです。このおいしい部分、味のない葉、苦い葉と一緒にお料理したらもったいないので、1袋200gの調整に10分はかかりますが、手間をかけることにしています。

水菜、お正月頃に何度も強い霜が降りるので、枯れてしまうのですが、また2月下旬から新芽がどんどん伸びたとき、そして4月に花を咲かせるためにトウ立ちするときが、とってもおいしくなります。晩生で大株に育つからこそ、春まで楽しめると思っています。

カテゴリー: 栽培

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