もう秋になりましたが、夏の暑さについて今年考えたことをまとめたいと思います。
我が家には、クーラーがありません。クーラーは、體が持つ温度調節機能を狂わせると思います。暑い日に、冷房のある部屋に入ったり、暑い外に出たりを繰り返すと體がびっくりしてしまうと思います。それよりは、暑い日はしっかり汗をかいて、體を冷ますのがいいと思います。
今年の夏も熱帯夜が続きました。去年、熱帯夜に我が家に泊まった方が数名いて、みなさんクーラーなしなので眠れなかったようです。暑さになれると、熱帯夜でも眠れるようになります。
こどもは、暑いときに汗をかいて汗腺を発達させるのが大切
暑いときには汗をかきます。現在8歳の長男が赤ちゃんの頃、よくおでこや背中にあせもをかいていました。今は、汗をかいてもあせもがほとんどできません。5歳の次男も、ほとんどあせもはかかなくなりました。2歳の長女は、今年もおでこや背中にあせもができてかゆそうです。こどもたちを見ていると、幼いころにしっかり汗をかくことで、皮膚は暑さに強くなるのではないかと思います。
冷房を使わない小島家にとって、保育園の冷房と、小学校の冷房には驚きます。次男は6か月の頃から半年だけ保育園に通いました。夏の暑い日、16時ごろにお迎えに行って、部屋が寒くてびっくりしました。赤ちゃんの部屋に冷房を入れているので涼しいのです。赤ちゃんこそ、暑さを体験して汗腺を発達させるべきなのに、一日の大半をもし冷房の中で過ごしたらどうなるんだろう?
現在、小学校2年生の長男、保護者会に行ったときに冷房の寒さにびっくりしました。まさか、小学校に冷房があるとは知りませんでした。暑い日は授業中冷房をつけるとのこと。保育園、小学校と、一日の大半を過ごす場所で冷房漬けの毎日を送ったら、どうやって暑さに対する體の機能を発達させることができるのでしょうか。「熱中症予防」という言葉を聞きますが、こどものころに暑さをしっかり体験すること、暑さに強い體を作ることこそが、一番の熱中症対策だと思います。
暑さを愉しむ
畑をはじめてから、夏の暑さが好きになりました。畑の暑さは氣持ちがいいです。みんな7月になってから「暑いですね、こんなに暑い中仕事して大丈夫ですか?」と聞いてきます。7月の暑さは大丈夫です。もう體が慣れています。暑いのが堪えるのは5月の暑さの始まりのときだと思います。5月に33度の日がありました。「これはやばい暑さだ」と分かったら無理して働かないようにします。暑い日を数回経験すると、汗腺が開くのでしょうか?暑さに強くなります。なので、7月には暑さに強いからだができあがっています。
暑さも本番の7月は、こどもたちは川遊びを愉しみました。35度の猛暑日でも、川は涼しいです。體が冷えれば、日なたに出ればすぐあったまります。今年は、川のある畑を拠点にして、朝のうちに離れた畑のお野菜を収穫して、日中暑い時間は川のある畑で袋詰めなどをしました。こどもたちは川で遊んでいます。ワゴンの屋根の下は結構涼しいです。それでも暑いときは、私も川に入っちゃいます。着衣のまま水に浸かると、服が乾くときに気化熱で涼しくなるので35度のときも今年はへっちゃらでした。川遊びに飽きたこどもは、暑いところでも平気で遊んでいます。暑い道路に水をまく遊びも楽しんでました。暑さに強いなって感心します。
35度の日は、喉が渇きます。がぶがぶとあったかいお茶を飲みます。(冷たい飲み物をがぶがぶ飲むと、腸が冷えて力がでなくなるので注意です。)お茶を飲むと滝の様な汗がでます。それが気持ちいいんです。37度の日がありました。この日は要注意です。体温より気温が高い日に無理をしないほうがいいです。でも、川で遊んだり、ワゴンの日陰だとどうにか過ごせました。
暑いには、スイカを食べたり、アイスを食べたりするのも嬉しいです。スイカは暑い日にぐんぐん甘くなります。トマトも暑い日は真っ赤になります。次男はトマトが大好きで、朝に山盛りトマト、昼にもトマト、夜にもトマトをいっぱい食べます。體が欲しているようです。暑い日のおかげで、トマトが育ち、それをいっぱい食べる。ちなみに、アイスは甘酒を使います。甘酒、豆乳、油、ココア、キャロブ、塩をミルサーでガーッと撹拌したのを冷凍庫で凍らせたものです。甘酒はごはんみたいなもので、いっぱい食べても大丈夫。暑い日の楽しみです。梅ジュースも大人気でした。暑いときこそおいしく感じます。
台湾出身の方が畑に遊びに来た日も猛暑日でした。彼女は暑い中とても楽しそうでした。暑さについて聞いてみると、台湾はもっと暑いから35度は全然平気なんだそうです。暑い日って、本当は太陽エネルギーがいっぱい降り注いで気持ちいいんですよね。
あせも症の私は、当て布と水浴びであせも対策
私は、あせもが結構ひどい体質です。こどもの頃は、よく海に行ってました。海に入るとあせもがすっとなくなるんです。が、海がない埼玉県ではこの方法が使えません。
農業をはじめて1年目、あまりに汗をかきすぎて、はじめてあせもがとげとげと痛く感じるようになり、仰向けで眠れなくなりました。これでは農業を続けられないと思って2年目から、こどものおむつの布を背中に当てるようにしました。おむつ布効果抜群!さすがに赤ちゃんに使う布、汗の吸収が普通の綿の服とはケタ違いです。3年目からは、もうおむつ布で服のようなものを作っちゃいました。おでこも汗をかきやすいので、手ぬぐいを巻くようにしています。泥汚れと汗で、腕にもあせもができやすいので、頻繁にどろを洗ったりすることで、どうにかあせもがひどくならずにすんでいます。
あせもには、ビワの葉を焼酎に漬けた「ビワの葉焼酎」も効きます。かゆみ全般が和らぐので、蚊に刺されに使ったりもします。
暑い日は、汗をかくのを嫌がらずに、汗があせもにならない対策で過ごしています。
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