2020年、テンの畑の大麦は良く育ちました。
収穫をしていたら、すぐ近くのうちの方が出てきて、「この畑で麦を作るのを見たのは60年ぶりだよ」と嬉しそうにおっしゃいました。その方が子どもの頃は、あちこちで小麦を作っていたそうで、その方の家では水車で粉ひきの仕事をしていたそうです。1964年の東京オリンピックの頃から、お茶畑が増えたそうで、テンの畑もお茶畑になったそうです。
実は、2018年にも同じ畑で大麦を栽培したのですが、生育がかなり違います!
2018年のいい写真がないのですが、1枚だけこちら。この日の日記には、「2週間くらい前に収穫がいいかも」と書いてあります。収穫中に穂が折れて、たくさん地面に落ちてしまいました。
2018年6月21日 大麦収穫
2019年は別の畑で、割と良く育ちました。しかし、またしても収穫時期が遅くなり、6/13で穂がいっぱい落ちてしまいました。
2019年6月13日 シカの畑の大麦
そして今年の大麦はこちら!ちょっと早いくらいでしたが、そろそろ代掻きや出荷もあるので先に収穫しちゃいました。あんまりきれいなので、デジタル一眼レフで撮影です。
2020年5月24日 テンの畑の大麦。
黄金色の大麦、陽の光を浴びるとその輝きに惚れ惚れします
大麦栽培と収穫について考察
2018年の大麦は、育ちが悪いところが多く、収穫時には下草がたくさん生え、バインダーが詰まって詰まりを何度も取り除く必要があり、時間がかかって大変でした。畑を急遽借りることになり、種まきが11/28と遅くなりました。麦踏みもしなかったので生育が悪かったかな。
2019年は、麦類を早く播くようにしていたので、10/14に播いていました。麦踏みも1回して、良く育ち下草はほとんど生えませんでした。収穫時期を逃してしまったので57㎏の収量となりました。6月に入ると田んぼ優先、出荷もはじまり、なかなか麦の収穫の時間を作るのが難しかったです。
2020年は、10/31に麦まき、12月に1回と1月に1回麦踏みをしました。テンの畑は、以前、チガヤがひどいときがあって、近くの牧場からもらった牛糞を20㎝~30㎝の厚さで入れたことがあるそうです。その肥料っ気が残っていたのか、2020年は1m以上も育つところがあり驚きました。収量は分かってから記載します。
大麦の収穫の様子
天気も良く、家族で楽しく収穫できました。
まずは前日の「大麦の海に入った親子、おぼれた子が一人」の写真。
大麦の海に入ったら、おぼれた子がいたよ
この日は、長男にカメラマンをお願いしたのでいくつか面白い構図の写真があります。
大麦は、籾の先についた長い禾(のぎ)が特徴です。
今、収穫される大麦の列。photo by 長男
真っ直ぐ立つ大麦と、刈り取り&結束されて並んで倒れている大麦
奥の林の濃い緑と大麦の金色のコントラストが美しい。photo by 長男
刈り取る人と集める人、そして見つめる人。photo by 長男
脱穀する小さき人たちと、脱穀が終わったわら束を運ぶ人、奥で麦を刈る人 photo by 長男
畝間に麦わらを敷き詰める人 photo by 長男
家族総出で大麦の収穫 photo by 長男。(ようやくみんなを1枚の写真に収めることができたと喜んでました。)
麦わらを運ぶ人と雲
脱穀は次男に任せることにして、自分でできることをはじめた小さき人
小さき人と大麦の海
1m以上ある大麦
両脇に稲束を抱えてすごいね photo by 長男
photo by 長男
脱穀した大麦
満タンになった籾袋 photo by 長男
敷きわらになった麦わら、奥で麦を脱穀中
麦わらを何束持てるか?挑戦中
「お母さんが大変そうだから手伝ってあげる」といって、はじめに麦運びを手伝ってくれた一番小さな人。
頑張ってます!
これは何束かかえているんだ?ズボンをみると次男
お母さんのところに到着。
みんなで何束もてるか競走、どんどんわらを運んでくれてたすかります
わらが片付いたらすぐに耕耘 photo by 長男
耕耘したところの黒、奥の緑、そして麦刈り後のベージュがきれい photo by 長男
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