梅雨入り前にと、小麦を収穫しました。
台湾の「日本小麦見学団」が来園しましたで、小島農園を台湾ツアーの皆さんに紹介してくださったYさんが、手伝いに来てくれました。Yさん、何でも屋のような、懐の深そうな面白い人です。
去年は5月末に小麦を収穫しています。写真では、まだ3か月の姫がチャイルドシートで監督していました。去年は試験的に栽培してみて40kgの収穫でした。地力の高いきつねの畑で栽培したので、よく分けつして背が高かったです。
小麦の刈り取り
今年は、まだ地力の低いやぎの畑に小麦とライ麦を作付しました。条間40cmで播いたのですが、貧弱なところはかなりひょろひょろです。陽がよく当たったのか、ヨウシュヤマゴボウとサナエタデがよく育ってしまっているところがあります。それでも、コンバイン用の袋に10袋、250㎏ほど収穫できました。今年は、1年間小麦粉や乾麺を買わずにすみそうです。そして、たくさん販売できそうです。しっかり乾燥させて保存したいと思います。
小麦の収穫は、大変ですがとても楽しい作業でした。まずは、去年緑肥にしていたライ麦がこぼれ種で生えてしまったものを刈り取りました。ライ麦と小麦は一緒に育てると大変ですし、同じ時期に花が咲くと交雑します。次回は氣をつけようと思いました。
小麦と一緒に生えてしまったライ麦をあらかた片付けてから、バインダーで小麦を刈ります。次々と作られる麦束を、こどもたちは追いかけるように集めていきます。たくさん麦束を集めたら今度は脱穀です。今年は、麦の細かい殻などが目に入らないように、みんなでゴーグルしました。
小麦は、大豆と輪作ができます。小麦を6月に刈って、その後に大豆を播けます。大豆を11月に収穫して、小麦を12月に播くこともできます。が、大豆の後の小麦はせわしなく、また12月播いた小麦は、小さいと思いました。小麦→大豆、その後何を栽培するといいか?よくあるのは、翌4月-10月の水稲のようです。収穫時期が早い雑穀がいいかもしれません。
最後に残った麦束の山。宝の山だと思いました。この麦わらを夏野菜の畝間に敷いたり、きゅうりやカボチャなどのつるが伸びる場所に敷きわらにすると、野菜の根っこを踏んで傷つけることなく、また抑草効果もあり、そしてクモなどのたくさんの生物のすみかにもなり土づくりにも貢献し、いいことだらけです。麦わらは中が空洞で腐りにくいので、稲わらよりも向いているようです。
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