高キビの除草、適期に行えば簡単です

6月6日に播いた雑穀の草取りを、種まきも手伝ってくれたAさんとKさん(小島農園の女神)と一緒にしました。

小島農園では、条間40㎝と管理機が通れないくらいの狭さで種まきをするので、いつも播種してから1か月以内に、まだ草が小さいうちに一度穴あきホーで土を少し削りながら草取りをするようにしています。適期に1回除草ができると、あとは雑穀がぐんと伸びるので、2回目の除草がいらなくなります。2年雑穀を栽培してみて、条間40㎝の生育でも十分だと思っています。管理機が通れるように60㎝~80㎝にすると、もっと生育がよくなるかもしれませんが、2回目の除草が必要になると思います。

東西に30mの圃場に、高キビ15m、紫もちきび5m、都幾川もちきび5m、飯能もちきび7m、もちあわ5mあります。まずは、全体の生育を確認したところ、高キビが発芽と生育好調です。紫もちきびは、発芽率が悪めです。都幾川もちきびはまずますの発芽。飯能もちきびは、去年鳥害で全滅したため一昨年の種を使ったためか、発芽率がかなり悪くまだらです。西側1/3はサナエタデが大きくなっている上、ヨウシュヤマゴボウの芽がいっぱいでているので、救済をあきらめ、今が播きどきの飯能市下加治在来の黒大豆を播くことにしました。もちあわも、去年採種できなかったので、一昨年の種を播いたのですが、まったく発芽せず!諦めて、耕耘して、またもちあわと、そして種がないので播いていなかったヒエも播くことにしました。

ということで、今日は除草が一番やりやすい高キビ15mから始めました。9時から近所にお住まいのAさんが手伝いに来てくれました。Aさんは、おいしいつぶつぶ(雑穀)料理を毎日の食卓で楽しんでいる方です。つぶつぶランチを提供したり、6月にはつぶつぶの講演会「雑穀で世界に光を」の世話人をしたり、いろいろ精力的な活動をしています。
荒井さんのブログ

梅雨の晴れ間が2日続いたおかげで、穴あきホーで表面2,3cm削れば簡単に草の根を切れます。少し大きなヒエ、メヒシバなどは、そのままにしておくとすぐに活着してしまうと思ったので、腰にかごをつけて、回収しました。条播きしてあるので、高キビがどこにあるか分かりやすいのですが、その高キビの列にもヒエが。かなり見分けが難しいです。生育がいいところは、すでに15cmくらいに伸びています。生育が悪いところは、どうにか5㎝くらい、弱弱しいです。土質も固いところとやわらかいところといろいろ。今後、どのように生育していくのでしょうか。

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高キビ除草前

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除草はじまりました

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穴あきホーで除草して、大きめの草は腰のかごに。午前中には、近所のAさんが手伝ってくれました

午後からは、Kさんが手伝ってくれました。Kさんは、飯能市内でつぶつぶ(雑穀)料理教室をしています。私も4回ほど参加しましたが、つぶつぶ料理は本当においしいです。本では載っていないコツとかもたくさん学べます。Kさんは、2年前に雑穀栽培をはじめたときに知り合って、毎年雑穀の除草、収穫などを手伝ってもらっています。作業中の真剣な姿勢はとても素敵です。
Kさんのブログ

女神が、作業中に「つぶつぶ栽培者ネットワーク」の会議の話をいくつか教えてくれました。「土寄せすると、その後の育ちが違うんだって」と教えてもらったので、そこから足で土寄せしてみました。午前中の中耕しただけのところと、午後の土寄せもしたところ、生育に違いが出てくるか?楽しみです。多分、条間60㎝~80㎝にして土寄せすると、寄せる土の量も多くて、生育にも影響が大きくなるのでしょうか。中耕するだけでも、ずいぶん生育がよくなると思います。

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午後にも女神が手伝いに来てくれました

二人が手伝ってくれたおかげで、高キビ15mの除草を完了しました!嬉しい!

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高キビ30m×15mの除草もう少し!長女が応援してます

もちあわだったところも、明日の種まきに備えて耕耘完了。そして飯能在来もちきびが、草に負けてしまったところは、除草して耕耘、黒大豆の播種まで終わりました。今日は頑張りました。いえ、今日も頑張りました。

次は、7月3日(金)に、残りのもちきびの除草をしたいと思っています。興味のある方、ぜひぜひお越しください!

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残念、もちあわは発芽しなかったので耕耘して、明日ヒエともちあわまき直し

カテゴリー: 雑穀

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