芸術活動の1か月

赤ちゃんが生まれてから、母子チームは家で過ごしています。夫の母が毎日家に来てくれています。おかげで、1週目は午前も午後も赤ちゃんと一緒に昼寝をしっかりすることもでき、2週目も午睡をしっかりでき、体の回復もはやいようです。

さて、畑に行かなくって大丈夫かな?と心配していた兄2人ですが、芸術活動に忙しい毎日です。2年前に農業を始めてから、まったくと言っていいほど家遊びの時間がとれなかったので、久しぶりです。義母がうまくサポートするので、長男は、絵の具の日には、ずっと絵の具。ひたすら黒い道を塗ったり、カレーのルーの箱を丁寧に塗ったり。その集中力の高いこと。ある日は、線路を書きはじめ、足りなくなると次の紙をテープで張って延長して、夕方には合計12枚のカレンダーをつなげた大作ができあがりました。絵本の日もあります。これは、2日がかりで28ページに及ぶ大作。これ以上ページが増えるとよくないと、2冊目を作り始めたり。そうそう、私が作付図を書き始めたら、隣で畑の地図を書き始めたのにも驚きました。くま、きつね、ひつじ、うさぎ、うさぎの隣の家、消防の詰所などなど、位置も正確です。創作する頭が、今どんどん開花しているようで、とっても嬉しいです。

次男は、ブロック遊びが上手になりました。そして「おかみちょうだい!」と紙をもらって、クレヨンで次々と絵をかいています。絵本を読む時間、歌を歌う時間も増えたこともあり、いろんなフレーズを口にするのも面白いです。「エルマーのぼうけん」のゴリラも大好きで「かゆいぞのみめ!」と言ったり。

もちろん、赤ちゃんとの時間も楽しんでいます。つい、次男が生まれたときのことを思い出しますが、長男が泣いて大変だったものです。それが、今は喜んで話しかけ、抱っこして泣き止ませたり。「だいすきー」「かわいいー」ととってもかわいがってくれています。次男も、「かんちゃん兄さんだよ」と言って、すっかりお兄さんになりました。

一日一日変わっていく赤ちゃんを、みんなで楽しめる暮らし、久しぶりにこどもたちとのんびり過ごせる今の時間、宝物だと思います。

農業は、幼いこどもが一緒にいても仕事ができます。我が家では、保育園への送り迎えなどを考えると、保育園に行かないほうが自由度が高くて仕事がしやすいとさえ思っています。もちろん、仕事の邪魔になることも多々あり、つい怒ってしまうことも多いです。それでもいつも一緒にいて、毎日の少しずつの成長を楽しめること、お互いに協力すること、何より、こどもが広々した畑で自由に遊べることはかけがえがないと思います。

これから、こどもたちが小学校、中学校と大きくなっていくのに、私たちはどんな選択をしていくのか?よく考えて行きたいと思います。

カテゴリー: 畑と子ども

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