5/20(土)に、家族で山登りに行ってきました。長男の誕生日記念に、いつも行きたくても行けない山登りをすることにしました。飯能市の天覧山と多峯主(とうのす)山は、祖父母が連れて行ってくれたので、もう少し遠征することに。
学生時代に、よく山登りをしていた丈ちゃんにお願いしたら、御嶽山~日の出山~つるつる温泉というルートを調べてくれました。いつも畑から見える山には、夕方になると明かりが灯るところがあります。それが御嶽山。東飯能から御嶽駅までは電車です。普段乗れないので大喜び。バスでケーブルカー乗り場まで行く予定が、長蛇の列を見て歩くことにしました。2歳の長女がよく歩きました。2歳のペース、4歳のペース、8歳になる長男のペース、それぞれ全く違うので大変ですね。ケーブルカーの傾斜には私がびっくりしました。ケーブルカーで上に上がったところでお弁当を食べました。
さて、御嶽山ですが、山の中に普通の町があって驚きます。どうやって木材を運んだんだろう?たくさんの宿坊があります。そして神社までの階段の多いこと。
階段の両脇にたくさんの記念碑があることにも驚きました。各地域から「御嶽講」の参拝が長く続いているようで、昭和54年に「参拝150周年記念」という碑があり驚きました。「飯能市双柳」という記念碑もあり、知っている農家さんの名前が記載されていました。双柳の農家さんに聞いたのですが、御嶽講と成田山新勝寺の「成田講」もやっているそうです。「御嶽講」はなぜ続いているんだろうと少し調べてみたところ、小平市のホームページの「市史編さんこぼれ話」に関連した話がありました。
市史編さんこぼれ話No.21 「御嶽講と講碑、そして愛犬祈願」
寺社へ参拝する講としては、伊勢、富士、榛名、大山、秋葉などがある。集落(ムラ)から代表者二、三名が、神社仏閣へ参拝に出かけるのである。毎年、代表者が変わり、参拝の旅に出るのである。こちらは物見遊山の感がないわけではない。
緊急を要する神社参拝もときにはある。干ばつである。武蔵御嶽神社への参拝は、多くはこのときであった。日照りがつづき、作物が枯れるなどの被害が出はじめると、集落の若者が御岳山に雨乞祈願に出かけたのである。二人一組で早朝に出立、武蔵御嶽神社に参拝後、宿坊で一泊、翌日は七代の滝(ななよのたき)で神水をいただき、一目散に集落まで戻ってくる。途中、後ろを振り返ってはいけないなどの禁忌があった。もちろん神水をこぼすことなどは許されない。一心不乱に帰村し、神社に神水を供えたあと、神水を堰き止めた用水路に流す。そこに若者が飛び込み、六根清浄を唱えながら水を掛け合う。すると不思議に、空に暗雲が垂れ込め、雨が降り出したという。
感謝の気持ちの表れは、武蔵御嶽神社に奉納された多くの講碑にも見られる。小平関係では大沼田の「表講中」のものが、山門近くに建立されている。見ていると、かつての農家の人々の苦労が偲ばれ、胸を打たれる。
雨乞い、飯能市の夏祭りも雨乞いの意味があると双柳在住の方に聞いたことがあります。「日照りが続いたら、底抜けで回ったものだと。」
神社参拝後は、日の出山へ。長女はお父さんにおんぶしてもらい眠ってました。次男は頑張って山頂まで歩きました。
そこからは下り坂。走る長男を見ると、20年前を思い出します。丈ちゃんと山登りをするときは、下りはよく走って降りていました。今は無理ですね。長男が渡してくれた杖を使いながら、次男のペースがちょうどよかったです。20代のころ大好きだった山登りも、小さいこどもが3人もいるとずいぶん違うもんだなと思いました。あんまり、周りの景色を楽しむ余裕がなかったです。でも、頑張って歩く次男や長女が健気でした。
5時半を回ってつるつる温泉に到着!温泉に入って、夕ご飯も食べて、電車に乗って帰宅したのが21時半。さて、来年はどこの山に登ろうかな?毎年この時期に山登りをしたいものです。
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