畑を見学に大勢いらっしゃいました

7月20日(土)は、無肥料自然栽培 nico の畑の見学会でした。私たちは、去年参加しました。(2012年nico夏の畑の見学会をご参考ください)

見学会に参加された神奈川県平塚のてるてる農園、臼井さんから突然連絡があり、小島農園に数名で見学に行ってもいいか?とのこと。小島農園見学されても、得るところが少ないとは思ったのですが、「ぜひ!」とお答えしました。

今日の3時、臼井さんを含め4名かと思ったら、なんと8名もいらっしゃいましたー!!!臼井さん、新潟の塩原さん、そのご友人で就農希望の五十嵐さんご夫婦、おなじく新潟の雑穀をつくられている「おおしま農縁」大島さん(雑穀の本を書かれている郷田和夫さんの近所でお知り合いだそうです)、臼井さんと同じく平塚の小池さん(農業技術センターの方でトマトに詳しいそうです)、春日部の自然食品店のあべさん、入間市在住の就農希望の風間さんです。お一人お一人が、じっくりお話してみたい方ばかりです。

後で知ったのですが、今日はみなさん、明石農園、姉弟子の永野さんの畑、自然食品店サンスマイル、小島農園、野口種苗研究所を訪問するというすごいツアーだったようです。nicoの畑見学会で出会った人々を結び、素敵なツアーを企画した臼井さんは、本当に素晴らしいと思います。

臼井さんのご希望で、育苗ハウス、作業ハウスの見学から始まりました。チップが敷いてあるのですが、「いい匂いがする」とみなさん言っていました。私たちは慣れてしまったのですが、匂うようです。つい最近完成した足場パイプ棚とようやく片付けた荷物を褒めてもらいました。

それから、ナス、トマト、そして最近の記事でも書きました、枯れた南側エリアに行きました。ナスエリアは、通路の草について聞かれました。病中害には影響ないか?と。除草が追いついていないだけなのです。臼井さんに、草を足で踏んでおくだけでもいいことや、除草する時のコツを教えてもらいました。

世界一トマトは、みなさんに試食してもらいました。みなさんに「おいしい」という言葉をいただいて感激しましたー!雑穀の大島さんには、「種取り用にトマトを買いたい」とまで言っていただいて嬉しかったです。トマトに詳しい小池さんには、樹勢などについて教えていただきました。永野さんのトマトは、もっと幹が太かったそうです。それでわき芽も伸びて、わき芽にも実がついて、わさわさですがいい状態だったそうです。小島農園の幹はほっそりしていて、わき芽を伸ばしてもいいけれど、実をつけない方が栄養補給だけできるのでいいとのことでした。上の方の花が落ちてしまったのは、栄養不足だからだそうです。なるほどなるほどです。

トマトの先は、枯れたエリアです。(昨日の投稿「去年の除草剤の影響は残るか?」に詳しいことを書きました)枯れ気味のポンテローザトマトを見て、「これは病虫害(生育障害だったかな?)ではありませんね」と小池さんがおっしゃられました。そこで、私の推測の除草剤説を話したところ、臼井さんや大島さんが賛同されたようです。そして、ソルゴーがいいと教えてもらいました。ソルゴーは1回目を春に、2回目を7月にと年2回播けるそうです。また、臼井さんに落花生もいいと教えてもらいました。雑穀の大島さんには、自分の畑にも同じようにやせた土地があって大豆を育てていると教えてもらいました。雑穀を植えたらどうか?と思っていたのですが、雑穀は痩せた土地では十分に育たないそうです。また、痩せた土地が使えるようになるまで10年かかると言われてびっくりしていたら、いろいろやっているとあっという間ですよ。と言われました。どちらも、とても印象深い言葉でした。

みなさんに、きつねの畑も見ていただきました。大島さんに、「もちきびが分けつたくさんしても勢いがありますね。」と地力の良さをほめていただきました。また、陸稲は救済不能かと今日あきらめたところだったのですが、臼井さんに「条間を刈払機で通れば、まだ大丈夫」と言われました。冬野菜をこの畑でやろうと思っていると話したところ、大島さんにいいですねーと言ってもらえたのも嬉しいです。痩せた土地、肥えた土地をご存知の方に、くまときつねの畑を見ていただいて、感想を言っていただいて、本当に参考になりました。

ちょうど、一シーズン終えて畑の特徴が少しわかり、これからどうしていくか考えていたところで、いろいろな専門家のみなさんがいらしてくださり、いろいろなアドバイスをいただけて、本当に本当に嬉しかったです。

帰る際に、お野菜を買ってくださる方もいて嬉しかったです。臼井さんが「トマト20個」と言っていただいたのですが、足りなかった…。でも、あの「有名な!」臼井さんに、トマトを買っていただけるなんて、本当に光栄です!

みなさん、次の野口種苗研究所に向かわれたのですが、入間市の風間さんが残りました。就農についてなどタケさんと話していました。この地域で、有機栽培、自然栽培をする人たちで、勉強しあって共育ちしたいです。風間さん、また農園に来ていただけそうです。待っています!

小島農園の畑の状態、もしかしたら新規就農の方たちの参考になるとも考えています。痩せた土地、肥えた土地、枯れた土地、どんな土地にあたるかは新規就農者は選べない場合が多いと思います。それをどう克服するか?これからも、発信していきたいと思います。

カテゴリー: 畑見学

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