畑で氣持ちのよい一日を!~大豆の収穫編~

11月21日(土)は、大豆収穫イベントを行いました。17日(土)に予定していたのですが、雨で延期したのです。延期したために、都合がつかなくなった方もいましたが、大人7名、こども1名来てくれて、熱心に大豆を収穫してくれました。天気もよく、氣持ちのよい一日となりました。

この日は、借金なし大豆が収穫時期を迎えていたので、みんなではさみで1本ずつ切りました。あとで、乾きやすいように、数十本ずつまとめて山を作りました。

小島農園の大豆畑は、除草をしていないので、メヒシバがわさわさ生えています。除草すべき時期、他の除草に忙しくて優先できなかったのです。が、大豆の収穫のためには、これでも十分、いや、もしかしたら秀品率を高めているとさえ感じています。例年、クマの畑の大豆は、ヒトモジマダラメイガなどの大豆を食べてしまう虫やカメムシなど大豆を吸ってしまう虫がとても少ないです。大豆だけでなく、他の草もあり、スズメやキジなどの鳥もいて、いろいろな虫もいて、生物多様性が高くって、大豆につく虫が少ないのかなと思います。土のことを考えても、大豆だけよりも、メヒシバが生えている方が、土壌微生物たちには嬉しいかなと思ったり。

草がいっぱいで、大豆の生育が悪いのではと心配されます。除草しなくても、大豆が雑草より先に成長できれば、大豆がよく育ちます。メヒシバは、9月過ぎてから花を咲かせるのに伸びて目立ちますが、大豆の生育にはそこまで影響していないと感じます。今年は、大豆を播く前の耕耘が1回しかできず、すでに大きく育っていたメヒシバが生き残り、大豆が優勢にできませんでした。しかし大豆が草に負けて、5割の収穫量だったとしても、秀品率が99%の方がありがたいです。大豆は、収穫、脱穀のあとの、選別にとても時間がかかります。時間にすると、選別に全体の9割くらいの時間がかかります。秀品率が3割くらいだと、本当に大変だと思います。

去年まで2年間は、大豆を収穫した後育苗ハウスで乾燥させました。1月2月の農閑期に、足踏み脱穀機でせっせと脱穀しました。今年は、ビーンスレッシャーという大豆用のハーベスターを購入したので、一気に脱穀する予定です。なので、畑に小さな山をいっぱい作って乾燥することにしました。去年、小川町の横田農場さんに見学兼お手伝いに伺ったときに、大豆の脱穀をさせてもらったのが、とてもとても参考になっています。ビーンスレッシャーを購入しようと思ったのも、この日作業を手伝って、豆の脱穀機の威力を見せてもらったおかげです。すごいんです!あっという間に、1日で200㎏の大豆を脱穀しちゃったのです。足踏み脱穀機では、1日に5キロがせいぜいです。

ついつい大豆栽培の考察などが長くなりました。

お昼ご飯は、お味噌汁を用意して、みんなで収穫が終わった大豆畑で食べました。その後で、きつねの畑に冬野菜の様子を見に行きました。午後まで手伝ってくださる方、午後から来てくれた方もいて、一日でずいぶん収穫できました。ありがたいです。みなさんの協力なくして、小島農園の大豆栽培は不可能なのです。おかげさまで、おいしい味噌、おいしい納豆になります。

PB210002.JPG

草に覆われた大豆畑。今日も一番小さい監督が真ん中に!青い子は、納豆大好きなお客さん。納豆のために収穫手伝いに来てくれました。

PB210010.JPG

畑の真ん中で昼ご飯。

PB210029.JPG

収穫も終盤になりました。

PB210030.JPG

刈り取った大豆が山になって素敵。

カテゴリー: イベント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*