埼玉県上里町の種の交換会

3/17日に無肥料自然栽培勉強会で夫がお会いした槙田さんの紹介で、種の交換会に参加しました。
次のような盛りだくさんの内容で、参加者は何人だったんだろう?40人はいたと思います。
子どももたくさんでした!

1.関野農園で研修されたことがある、群馬県高崎市のBIOSK(固定種野菜や野菜のスイーツを売るお店)の桜井さんのお話
2.自然農法を昭和32年からされている須賀夫妻と懇談
3.種の交換会
4.毛呂山の華うどん実演、試食
5.愛足風土(橋本さん?)の畑見学会

自然農法50年以上の須賀夫妻の話をぜひ伺いたい!と思っていたので、お昼ご飯のときに近づいて話を聞きました。おばあちゃんがきりっとしゃべって、それをおじいちゃんがうなずきながら、にこにこ聞いていました。それが、自分たち夫婦に似ているなと印象的でした。2つ、特に心に残った話があります。

1つは、「種まきをするときに、夫婦喧嘩をしたら発芽しなくなる」ということ。畑仕事では、夫婦(今は子どもたちも)で四六時中一緒にいて、細かい作業をするので、今まで気にしなくてすんだ食い違いが、度重なって空気が悪くなることがあります。たしかに、種も嫌な気持ちになって出てきたくなくなると思いました。
後で主催者の愛足風土さんのホームページをみて、「農薬・肥料に頼らない農法のため、心の持ち方が大切になる」というような記載がありました。私たちも、畑仕事を楽しみ、穏やかな気持ちでいたいと思います。息子が突飛なことをしたりして、なかなか心の平穏を保つのは難しいのですが…。

もう1つは、家庭菜園の大切さ。「1つの花を育てるだけでもいい。花をみて、『かわいいね』というだけで、子どもはかわいくなるの!」と言いきった須賀おばあちゃん。私も子どもと一緒に市民農園やってきたし、家族のつながりを大切にしたいと思っていたので、やっぱり間違っていない!と嬉しく思いました。そして、子育て世代への家庭菜園の普及も小島農園のテーマにしたいと思いました。

種の交換会も盛り上がりました。
私が持ち帰った種ですが、須賀さんの砂原ネギと年取り豆、手亡(インゲン豆)、ネパールの豆・ブロッコリー、てるてる農園さんの丸ズッキーニ、明石農園のチンゲン菜とルッコラ、農カフェさんのカンニホ(もちごめ)と赤米、あとは誰のか覚えていないのですが、バターナッツかぼちゃ、鶴首かぼちゃ、小松菜、金ゴマ、ブラックビューティ(ズッキーニ)、モロコシ(粉にして食べるトウモロコシ)の15種類です。ほかにもたくさんありました。前日に種屋で購入した東京カボチャまで。

私は、1つだけ小川町の青山在来という青大豆をもっていったのですが、なんと!須賀おばあちゃんが「もらっていい?」ともらってくれました。うれしいな。来年も、ぜひまた開催してほしいと思いました。今年は、種交換会で渡すようにも、たくさん種取りをしようと思いました。

そして、「華うどん」も素晴らしかったです。「ねらない ふまない ねかさない すぐゆだり こし・コク・香りのもろやま華うどん」という宣伝です。「えー、練らなくてもコシがでるのか?」と驚きの製法でした。後日、作ってみたらあっという間にできて、(水加減失敗したのに)いつも作るよりもおいしかったです。

最後に、私とおなじように、自然な暮らしを大切にする人たちに出会えて、とても嬉しく思いました。この輪が大きく広がってほしいです。

カテゴリー: つながり

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