化学物質過敏症 事例3.シックホーム、そしてシックスクール

2010年ごろからお付き合いのある畑ママ友のCさんの話です。

私が農業を始める前、市民農園で自然農をしているころからの付き合いで、長男とCさんの娘さんDちゃんは一緒に遊ぶこともありました。
私たち一家が化学物質過敏症になってからは、化学物質過敏症の先輩であるCさんにたくさんのことを教えてもらいました。

Cさん家族が化学物質過敏症になった話

娘のDちゃんが3歳のときに新築の家に住むようになり、シックホーム症候群(化学物質過敏症の一つ)を発症しました。原因不明の症状がずっと出て、すごく不安を抱えていて、何か月もたってようやくクリニックでシックホームと分かったそうです。畑好きなCさんは、農薬や除草剤に強い影響を受けるようになりました。ある日Cさんが畑で大根の種まきをしていたら、ちょっと離れたところで何かをじゃばじゃば撒いている人がいた。調子が悪くなってすぐ家に帰ることにした。車を運転していても力が入らず、家について玄関でバタンキューと倒れたそうです。その後2週間くらい体調が悪かったそうです。たぶん、バシャバシャ撒いていたのが除草剤だったと思うそうです。

Dちゃんは、例えば外食するとその日か次の日に39度とか高熱を出して、1,2日で下がって元気になったそうです。給食の冷凍ミカンも反応して、高熱が出たそうです。普通のみかんは食べれるのに、冷凍のみかんがダメだったのをよく覚えているそうです。

Dちゃんが小学生のとき、学校の増設でプレハブ教室ができたそうです。できて2,3か月の頃に放課後に忘れ物を取りに教室に入ったら、急に歩けなくなったそうです。数分しか入ってなかったのに。たぶん、締め切った教室に化学物質が充満していたのかなと。どうにかCさんとDちゃんはゆっくり歩いて帰ったそうです。これがシックスクール症候群の発病です。その後、Cさんが学校側に、具合が悪くなったことや、化学物質のこと、換氣したいこと申し入れたら、理解がないばかりか学校の設備に文句を言う人と思われて退学になったそうです。

シックハウスになり、シックスクールになり、本当につらい日々でしたが、おかげで素敵な学校に巡り合え、シナリーという素晴らしい会社にも出会えたそうです。

今でも、イオンショッピングモールなどで、急に足がもつれることがあり、周りを見ると匂いがするクリームを売ってたりするそうです。Dちゃんは化学物質過敏症対策ができて、電車に乗って学校に通えるようになったそうです。満員電車は匂い地獄なのに本当にすごいです。新型コロナが流行したこと、体も大きく強くなったこともあり、あるときから片道14㎞を自転車で通うようになったそうです。

Cさんの化学物質過敏症対策

・匂いのある生活用品を匂いのないものに変える
・食べ物を変える。農薬のないもの、自分で野菜を作る
・シナリー社の天然素材で作られた入浴剤「エコルエコバース」を使い、体にたまった毒を排出する。パルファンという天然アロマを使って、嫌な臭いから自分を守る。

柔軟剤などの香り製品が苦痛になると、心が全ての匂いを拒絶するようになる人が多いけど、それにより苦しさが増えてしまう。パルファンを使うことで嫌なニオイに強くなるだけでなく、「香りが全て悪でなく体調を整える本物は化学物質の影響を緩められる」と知ることができたそうです。

Cさんは、シナリー化粧品の代理店をはじめました。私もエコバースとパルファンを常備しています。外出して匂いにたくさん出会ったときは、エコバースでリフレッシュ。パルファンで自分の好きなにおいをまとうことで、嫌な臭いに勝つことができます。あびちゃんのまとう匂いは、ほんといい匂いです。

Cさんがシナリーの商品を使い始め、化学物質過敏症対策をいろいろ講じるようになって、畑で除草剤のダメージを受けたときも、復活する時間が短くなったそうです。Dちゃんが満員電車にのって通学できると聞いたときは、本当に驚きました。

最後に

Cさんの話を聞いて、「なんで体調が悪いのかわからない」と不安に思っていた時よりも、「これがあれば大丈夫」という今のほうが、心も強く内臓も強く、化学物質を排出できる体になっているんだろうと思いました。

カテゴリー: 化学物質過敏症

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