10月4日15時半から開催された飯能市小中学校給食用物資選定委員会・献立作成委員会に参加しました。
1回目の様子は「飯能市小中学校給食用物資選定委員会・献立作成委員会に出席しました。」にあります。
この日は、次の内容でした。
10月の献立紹介
11月の献立紹介
マコモダケの紹介とマコモの混ぜご飯の試食
新作「たくあんとゴマのサラダ」試食
味噌の紹介と試食
クリスマスデザート3種類試食
もみの木ハンバーグの説明
吾野の女性グループ「ときめ木」で手作りしている味噌を年に数回使っているとのこと。地元の奥武蔵小学校では毎回この味噌だそうです。隣の席の方が、西川小学校では、毎年生徒たちが味噌を手作りして、それを給食で使っていると言っていました。「ときめ木」の方が教えてくれるそうです。こどもたちが作った味噌を給食で使えるなら、精明小学校でもいつかやりたいと思いました。
流れるように議事が進んで、最後に時間がありそうだったので用意していた「地産地消について」のプリントを配布して、意見を述べました。愛媛県の今治市の資料を抜粋して載せました。栄養教諭と、農家と、JAが協力して地産地消を勧めています。飯能では、新規就農する人も増えてきているので、そのお野菜の販売先として学校給食はどうかとも思っています。
知りたかったのは、各学校での地産地消の取り組みです。私の畑がある精明地区は、飯能でも田畑が多い地域です。地元の双柳共同調理場は、車で10分で行けるので配達できます。特に吾野、名栗、原市場、南高麗など山の方の学校は、どうやって地産地消を実現しているのかと思ったのです。
各学校が、それぞれの地産地消について説明してくれました。
まず、市内全体で、お米は11月1月6月に、飯能産を使っているそうです。大豆も飯能産を使っているそうです。
一小、一中、加治小、富士見小、美杉台などは、青木の農家さんが白菜、ネギ、大根、人参、切り干し、ゴマなどを配達しているそうです。1軒で6校以上も担当するなんて、どうなってるんだろうってびっくりしました。
南高麗小と原市場小は、近所に農家さんがいないそうです。でも学校菜園があり、地域の応援団がいるそうです。じゃがいもなら1か月分賄えるくらい作っているとのことでした。
名栗共同調理場では、学校に小さな畑があるそうです。山間なので広い畑もないそうです。毎日使う食材も量が少なくて、八百屋さんに毎日配達してもらうのも好意に甘えていると感じているそうです。まして市街地の農家さんから配達してもらうのは難しいとのことでした。
奥武蔵小学校は、ときめ木のお味噌を使っていること、白子の農家さんが様々なお野菜を配達してくれるそうです。玉ねぎ、里も、ナス、トマト、人参、じゃがいも、大根、白菜、栗などです。
わが子たちが通う学校の給食を作っている双柳共同調理場は、栄養教諭が農家さんに足を運んでお野菜探しまくったようです。JA直売所と連携して、地元の野菜をできるだけ配達してもらっているそうです。じゃがいもなど、大小あると調理も大変なのですが、それでも地元野菜を使うようにしているそうです。地元野菜を多く使うと、地元で賄えない野菜を八百屋さんに注文するときに気兼ねされるとのこと。ニンニクとショウガを少しだけという日もあるそうです。また、この日はじゃがいもを70㎏使ったそうです。飯能には小規模な農家さんが多いから、ジャガイモ70㎏を納品できる人はいない(少ない?)と言ってました。その通りだと思います。
飯能全域で、地産地消をと考えていたのですが、配達がネックになります。近場1校2校ならどうにかできるけど、それ以上回るのは大変そうです。人数が少ない地域だと配達コストの方が高くなりますし。
まずは、子どもたちが通う精明小学校で、できることを始めるのがいいかなと思いました。味噌作りをしたり、学校菜園のお手伝いをしたり。今回、各学校の栄養教諭の方たちともお会いできたので、他の学校へのお野菜の納品の道も見えてきました。
私はこれから20年30年で何をしていきたいのか?なにができるのか?学校給食は、どこまで関われるのかな。まずは、住んでいる川崎地区、それから精明地区の農業を大切にして、必要があれば飯能全体の農業やそれに関連することにも関わっていきたいと思っています。
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