今日は、飯能市農業青年会議所の研修で、つくばまで行きました。
果樹研究所とみずほ村市場です。
つくば市は、5年前に週末ごとに体験農園で通っていました。小島農園をはじめる、一つのステップです!
通りに面した大きな屋敷を見て、懐かしかったです。
果樹研究所、野菜とは関係ないけど?と思っていたら、面白かったです。つくばの研究所では、なしとくりとプラム類についての育種をしているそうです。育種が20年もかかるという話、育種のために6000本の実生の苗を育てている話、1次選抜をした苗を、全国の試験場に送って、また5年待っていい結果のものが品種になると、本当に壮大なことなんだなーと思いました。幸水、豊水なども、この果樹研で育種されたそうです。
そうそう、面白かったのが、くりの「ぽろたん」の話。渋皮が簡単にむけちゃうんだって。隣市の日高市では、ぽろたんを力を入れて栽培、販売しているみたい。そして、この渋皮が簡単に剥けるというのが、劣性遺伝だそうです。でも、遺伝子を調べれば、必ず皮がむけるものが分かるそうで、実生で栽培する時も、昔は実がなってからはじめて、渋皮がむける品種かどうか確認できたものが、今は種にする栗を調べるだけで分かってしまうそうな。
みずほ村市場は、会長が1時間くらい話をしてくれました。
農業生産者を増やすんじゃなくって、農業経営者を増やしたくって、自分たちで価格設定をできる場を作りたくって、みずほを作ったそうな。
印象的な言葉がたくさんありました。
値段の安さで競争するんじゃなくて、質で競争すべきだと。どうやって質をアピールするか?それは試食だそうです。
約50人の生産者が契約していて、平均800万円の売り上げがあるそうです。すごいー!
2000万円稼いで、1800万経費がかかるより、600万稼いで、200万円の経費のほうが、よくないか?って。
お客が商品を選んでるんじゃないよ、商品がお客を選んでるんだ。っていうのも面白かった。
同じお酒でも、あかちょうちんなら地下足袋でもいけるけど、クラブにはそれでは入れない。
小島農園の販売方法にも、なにか通じるものがあるなぁと思って聞いていました。
価値をきちんと表示して売ることが大切なのかなと。そして、違いを知らせるには試食を出すこと。
有機の里でも、試食をおけるといいなぁ。
なんか、刺激になりました。行ってよかったー。
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