小島農園では、次の5種類の埼玉在来大豆を販売しています。
秩父借金なし大豆(黄)
小川町青山在来大豆(青)
羽生在来赤大豆 ※残りわずかです。
妻沼在来茶大豆
飯能下加治在来黒大豆
そして黒千石豆という北海道の幻の大豆もあります。
肥料と農薬を与えない自然栽培で育てています。なんと今年は大豆畑に15個を超えるきつねの穴がありました。
お稲荷様に守られている大豆です。
なぜ、在来大豆を5種類も作っているのか?
飯能市が誇る納豆屋「ゆきちゃん納豆本舗」さんから委託され、オリンピックに合わせて5色の埼玉在来大豆を栽培しています。羽生在来赤大豆と妻沼在来茶大豆は、ゆきちゃんから2014年に一握り分けていただいたものです。
5種類育ててみると、それぞれの色の違いに惚れ惚れします。味の違いもそれぞれにおいしいです。育ち方も、借金なし大豆が一番繊細で、妻沼在来はやせ地でも太く育ちます。実る時期も赤大豆が11月中旬、それから借金なし大豆、青山在来大豆、黒大豆、茶大豆と少しずつ時期が違うのも面白いです。
埼玉には、2005年ごろに調査したときに28種類の在来大豆があったそうです。飯能下加治在来黒大豆は含まれていないので、もっともっといろいろあると思います。折角であった素敵な大豆、これからも大切に育てていきたいと思います。
販売方法
少し悪い豆が入っている状態の「不選別」を1kg1000円で販売しています。(黒千石豆だけ1kg1500円です)
お盆に広げて、食べたくない豆を取り除いてください。1kgの豆から悪い豆を取り除くのは慣れた人なら10分、初めての人でも30分くらいでできると思います。
1月からは選別済を1kg1200円で販売します。
発送には手間がかかるため、2kg以上から販売します。
必要な大豆、数量、お名前、住所、電話番号をお問い合わせフォームからご連絡ください。
2月には売り切れると思いますので、お早めにお申し込みください。
送料は、4kgまで関東では755円になります。
幻の豆 その1 秩父 借金なし大豆
借金がなくなるほどざくざく採れることから「借金なし大豆」と名付けられたそうです。でも、雨が多い年は黒いまだら模様が入り、消費者に敬遠されて生産量が減っていたそうです。2017年の小島農園の借金なし大豆も黒いまだらが多かったです。
納豆屋さん絶賛、甘みがあって粘りもつよい豆。味噌作りにもおすすめです。
幻の豆 その2 小川町青山在来大豆
小川町青山地区の横田農場さんなどで代々取り継いでいた青山在来大豆。ときがわ町のわたなべ豆腐店では、「おからと豆乳の分離が良い」と青山在来大豆の豆腐が人気です。ショ糖が多いそうで甘みも強いかな。
幻の豆 その3 妻沼在来茶大豆
2008年には、埼玉県妻沼市の農家さんで自家用に作られていた名無し大豆だったそうです。収穫が12月になる晩生で、枝が低く茎が太くて収穫しづらいけれど、作り続けているのはおいしいから。
羽生在来赤大豆、青山在来大豆、妻沼在来茶大豆の3種類の枝豆を食べたお客さんが、「妻沼在来が一番おいしかった」と言ってました。大粒でボリュームがあり、茶豆特有の甘みと風味もあります。
2007年の埼玉在来28種類の大豆を調査した結果でも、茶豆のショ糖含量分析では、借金なし大豆が1位、茶豆が3位になっています。
豆腐と豆乳の官能評価でも、かなり高得点になっています。
https://agriknowledge.affrc.go.jp/api-agrknldg/media/pdf/show/id/2010780884
幻の豆 その4 羽生在来赤大豆
納豆屋さんから2014年に分けていただいた一握りの赤大豆。赤がとても美しいです。他の豆より甘み少ないようですが、独特の風味と旨みは別格のおいしさがあります。赤色を楽しむには、煎り大豆がいいです。一晩浸水してから、蒸すのもおすすめです。
飯能下加治在来黒大豆
飯能の友人のご近所のおばあさんが長年作っている黒大豆を友人が作っていました。それを分けてもらって5年栽培しています。粒もしっかりしていて、ボリュームがあります。お正月の黒豆に毎年使っています。黒豆のお味噌を作る人にもおすすめです。飯能で昔から作られてきた黒大豆、大事につないでいきたいと思っています。
幻の豆 北海道の黒千石豆
北海道の原種である黒千石は、1970年代(昭和45年)以降、栽培が途絶え、幻の黒千石と呼ばれていた。
2001年(平成13年)に、北海道茅部郡森町の農業研究家・田中淳さんによって、黒千石の原種が見つかり、その中から約50粒を厳選し、28粒の発芽に成功。
小島農園の黒千石豆は2013年に岐阜のわごころファームさんからいただいて、取り継いでいます。小さい粒なので、いくら脱穀しても重さが増えないため、1kg1500円で販売します。
こどもが遊ぶBB弾と同じくらいの小さい粒です。ご飯に入れるときに、一緒に炊くこともできます。浸水が30分程度だとプチプチした食感が楽しめ、一晩浸水するとやわらかくてとても甘みが出ます。
他に、煎り大豆にしてきな粉を楽しんだり、煎り大豆をお茶として飲むこともできます。
大豆の収穫のお手伝い大歓迎
2018年の収穫は終わりましたが、毎年大豆の収穫は手間がかかります。興味がある方のお手伝い大歓迎です。お問い合わせください。
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