里芋は寒すぎると傷んで腐ってしまいます。なので、温かくして氷点下になる冬を越します。
2015年に里芋がいっぱい収穫できた時は、12月下旬に里芋を全部掘りあげ、ビニールハウス内に掘った深さ1mくらいの穴に埋めて保管しました。土の中は温かいです。でも、出荷の度に埋めた土を取り除いて、里芋を取り出し、また防寒のために土を埋め戻すという作業は重労働すぎて毎年できるものではないと思いました。深さ1mなので、掘りだすのも大変です。
2016年から、知人の方法をまねて畑に植えたまま越冬させています。毎年工夫を重ねている里芋を畑でそのまま保存する方法を紹介します。
今年は里芋を6列植えました。掘るときには、端の列から掘るのではなく、越冬させる分を考えて、1列置きに掘るようにしました。
里芋は、黒いマルチシートが張ったままです。これが防寒と防水の役割をします。
まず、管理機で里芋の畝の近くの土を耕して、その土を里芋の株があるところに載せます。土が寒さから里芋を守ってくれます。
次に、不織布を載せ、ビニールを載せます。
不織布は緩衝材として空気があったほうが温度変化が少なくなります。ビニールは防水です。2014年まで使っていたビニールトンネルのビニールを再利用しています。
管理機で耕した土を、ビニールの裾にかけて抑えます。
再度管理機で畝の両脇を耕します。耕した土をビニールの上にどさっと載せます。
2017年は、里芋の畝が、半日陰のところでした。氷点下-9度を記録する寒さで、特に南側の木の陰になる時間が多いところの里芋は大半が傷んでしまいました。今年は、冬の間日がよく当たるところに作付したので、多分ほとんどのイモガ越冬できると思います。
去年まで、1列おきに里芋を残すことはしていませんでした。里芋の畝と畝の間が50㎝だと、ビニールの裾がくるので、かける土はほかからもってこないとです。シャベルで掘ってネコ車で運んで重労働でした。今年は管理機で土をほぐせたので、かなり楽になりました。
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