農文協の絵本「そだててあそぼう」シリーズがすごい (例:土の絵本)

子どもの絵本を借りに図書館に通っているうちに見つけた絵本「そだててあそぼう」シリーズは、子供向けではありません!私たち新米農家もびっくりするほど詳しい内容です。

この2カ月で、秋冬に関係するものをたくさん借りました。キャベツ、玉ねぎ、カブ、大根、さつまいも、そして土シリーズもあったのです。今回借りた土シリーズの3番目、「作物を育てる土」がとても勉強になりました。

クマの畑は、リン欠乏症ではないか?と思ったのです。「葉の緑を保ったままで、ほとんど成長しない。」これは、クマの畑の南西の端に播いたツルムラサキの異常と似ていました。また、カリウム欠乏症の「古い葉の葉脈の間に褐色の小さい斑点ができる」というのに似た状態が、クマの畑の東側の真ん中あたりに植えた落花生で発生しています。ただし、落花生はたくさんできているので、違うのかも。研究が必要です。

キツネの畑では、除草剤でも播いたのか?というように、スポット的に何箇所か黄変している草があって疑問に思っていたのですが、鉄欠乏症のときには、「新しい葉の葉脈の緑をのこして葉脈と葉脈の間の緑色があせて、ひどいと全体が黄白色になる」というのが似ています。どう欠乏症のときは、「新しい葉の葉脈のあいだの緑色があわくあせてくる」という状態も似ています。

落ち葉堆肥とぼかし肥の作り方もあります。

15章の「有機農業ってなに?」も勉強になります。
1.あまい果物や野菜ができる
堆肥をたくさん土壌に入れるので、団粒構造が発達して、水はけのいい土ができるよ。水は団粒の中に閉じ込められているので、その水を吸おうとして、作物は体の細胞の浸透圧を高くするんだ。そのためにデンプンでなく、ぶどう糖などの塔を増やすので甘みが増えるよ。

以下、見出しだけ紹介。
2.お米の味が良くなる
3、化学農薬の付いていない作物をつくる
4.硝酸含量の少ない作物をつくる
5.収量は下がる
6.畑や田んぼのいきものが増える

そだててあそぼうは、全100巻あるそうです!これから、少しずつ読んで行きたいと思います。

カテゴリー: 栽培

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