秋冬野菜の種まき、いろいろ23種類。

 9月に入って、秋冬野菜の種まきをしています。秋の天気は変わりやすく、週間天気予報はころころ変わり、あてにできません。

 秋冬野菜は、きつねの畑(1反2畝)とたぬきの畑(約1反)でメインに栽培します。どちらも5/2にソルゴーを播いて、7月に入って穂が出たので7/12にキツネの畑、7/16にたぬきの畑でハンマーナイフモアで粉砕し、2回耕耘してあります。よく分解していて土づくりは準備OKです。去年は、ようやく7/30,31にキツネの畑のソルゴーを粉砕して、その後の耕耘も8/8に1回目、8/21に2回目、9/1に作付けるときにも、まだソルゴーの根っこが残っている状態でした。作業が遅れた上、乾燥が続いたこともあり、分解が間に合わなかったのです。

きつねの畑とたぬきの畑に作る野菜

きつねの畑の方が、地力が必要なキャベツ、白菜、ほうれん草、ネギ苗、まだ区画に余裕があるので、大きく育てたいタアサイ、チンゲン菜、子持ち高菜、かつお菜、水菜にしました。

たぬきの畑の方は、割とどこでも育つ、大根、小松菜、ルッコラ、カブです。東端だけ生育がいいので、ブロッコリーも。

9/1 きつねの畑の耕耘と、白菜とタケノコ白菜の播種

 白菜は、9/1~3に播くようにしています。早すぎると虫食いが多くなり、遅すぎると結球しにくくなるそうです。8/28~8/30まで雨が続き、ようやく畑がどうにか乾いた9/1に、きつねの畑をトラクターで耕耘しました。そして白菜とタケノコ白菜を播きました。白菜は、畝幅70cm、畝間50cm、18mで1条播きを6本。タケノコ白菜は畝幅80cm、畝間60㎝、18mで2条播きを3本です。タケノコ白菜はスリムなので2条播きです。去年は土づくりに失敗したことなどで、白菜とキャベツの出来が散々でした。今年こそは!と期待しています。今年は、時間短縮のためにクリーンシーダーで種まきしました。1か所に3粒ずつ手播きするより格段に速いです。

9/2 紅芯大根、源助大根、紅菜苔、春菊、小松菜と山東菜の種まきと防虫ネットかけ

前日は、白菜の種まきで暗くなってしまったので、早朝から次の野菜の種まきをしました。紅芯大根、源助大根、紅菜苔、春菊、小松菜と山東菜。大根は、9/10以降に播くと、虫が少なくなるそうです。が、ちょっと早めに出荷したかったので、早生の源助大根に防虫ネットを張ることにしました。紅芯大根はゆっくり大きくなるので、こちらもはやめに種まきして防虫ネットに。春菊は虫があまりよりつかないようなので、ネットなしです。

小松菜と山東菜ですが、今年は8/16に人参のついでに播いたものが、虫食いになりました。6月~8月に播くと、普通の防虫ネットでは防げない虫食いができると聞いていましたが、それです。去年はお盆すぎからもっと涼しかったので、8/15播きの小松菜と山東菜は出荷できました。9月播きなので、今度こそ大丈夫でしょうか。

前日の白菜も一緒に、全部で12本の防虫ネットを張りました。今年は畝間を50cm~60㎝にして、一輪管理機で土寄せしてみました。早い早い!去年は、畝間40㎝にして、鍬で人力で土寄せしたのですが、屈んで作業するのは大変でした。防虫ネットを掛けるだけでへとへとになり、腰も痛くなりました。

防虫ネットに一輪管理機で土寄せ

防虫ネットに一輪管理機で土寄せ

9/4 たぬきの畑をサブソイラ

 たぬきの畑は、ソルゴーの育ちがいまいちでした。そこで、サブソイラを牽いて、深いところまで亀裂を入れてみました。詳細は次の投稿にあります。
http://mato.me/soil/2016/09/3309

9/6 たぬきの畑の耕耘、葉物の種まきいろいろ

サブソイラを牽いたたぬきの畑を、トラクターで耕耘しました。凸凹になっているので、乗馬しているかのようにトラクターが上下します。

一番奥のネットを春には短い8m×8mとそれに隣接する区画には、白菜を条間40cmで1畝ほど播きました。防虫ネットなしで、春の菜花が食べれるといいなと思っています。白菜の菜花は「菜花の女王」と言っていいほど、本当においしいです。

小島農園では、1本の畝を18mにしています。なぜかというと、防虫ネットが100mで販売しているためです。5つに切ると1本20m。資材に会わるなんて―!と初年度の私たちは思っていそうですが、無駄がないのが一番です。

ということで、18mの畝を8本作りました。
・山東菜1条播き 2本
・ルッコラ3条播き2本
・小松菜12m+赤リアスからし菜6m 1本
・カブ4種類(みやまこかぶ、木曽紅カブ、矢島カブ、津田カブ)2条 1本
・源助大根 2条 1本
・紅芯大根 2条 1本

山東菜は、1か月くらいの間引き菜もやわらかくておいしいですが、大きくなってもおいしいので、この時期多めに播いておきます。去年は2条で大きく育てたところ、アブラムシが大発生したので、今年は1条にしてみました。どうなるでしょうか。ルッコラを大量に播きましたが、これは秋冬で大株に育てて、春に収穫するためです。小松菜は、この時期25日で食べごろになり、すぐに食べれない硬さになってしまうので少しだけ。カブもまだ時期が早いので少なめの作付です。

この日は、種まきして防虫ネットを掛ける直前まで段取りしたら日が暮れました。種まきの後2,3日で芽が出るのですが、芽が出るまでに防虫ネットを張らないと、双葉に虫の卵を産み付けられたら、防虫ネットの中で羽化した虫が大繁殖してしまいます。翌日から雨の予報もあったので、「初、夜中の農作業」をしてみました。8時までにこどもを寝かしつけ、8時半に畑に戻ってきました。月夜もなく、街灯も遠く、真っ暗のはずなのになぜか空が明るく、白い防虫ネットも目立ち、どうにか仕事を進めることができました。農家仲間では、よく「12時まで畑で仕事した」という話を聞きましたが、こんな空気を吸っているんですね。暑い日中作業するより、過ごしやすかったです。が、朝4時から起きていたので、最後はふらふらでした。

9/10 各種大根と葉物などの種まき

虫食いが少なくなるという9/10を待って、大根の種まきをしました。去年は、9/5に播きましたが、芯くい虫取りが大変でした。ダイコンサルハムシも多かったです。大根は、初年度から防虫ネットを張っていません。毎年、芯くい虫に中心を食べられて育たなくなるものもありますが、成長するものもあるのでいっかと思っています。あまり虫食いがひどいと、間引き大根として出荷することができなくなりますが、虫食いでも根は肥大して出荷できるようになります。

種の写真を撮りました。大根は、三浦大根、源助大根、聖護院大根、写真にはないですが紅芯大根が自家採種しています。沢庵用の練馬大根は、今年種採りに失敗。女山三月大根は今年初挑戦です。

葉物の種も、自家採種したものが増えてきました。山東菜、新松島2号白菜、水菜、小松菜、ルッコラ、かつお菜、こぶ高菜、タアサイ、チンゲン菜、春菊、キャベツ、ブロッコリーです。

冬野菜の種

冬野菜の種

前回耕耘してから雨が降って、土が叩かれて固くなりました。もう1度耕してから種まきしないとです。小島農園のトラクターは重くて、何度も耕耘するには適してません。なのでこの日はトラクターではなく、同軸の耕耘機で耕耘して、トンボで平らにしました。裸足で耕耘した土を踏むと、土の状態がよりよく分かります。大根を播く辺りは、水が多くて土がねっとりしています。一輪管理機でサク切りしてから種まきしました。80㎝ごとにサク切りすると、ちょうど大根によさそうな畝ができます。大根も、今年はクリーンシーダーで播きました。人参用に新しく購入したL(エル)のロールがちょうどよかったです。

大根の種まき

大根の種まき

さて、まだ時間があるので、きつねの畑に移動して、種まきを続けます。こちらも、もう一度耕耘して平らにしてから種まきです。乗っているだけのトラクターに比べて、手押しの耕耘機は手間がかかります。が、土はごろごろほこほこのいい状態です。同じ日にたぬきときつねの畑を耕耘したので、きつねの水はけのよさが分かりました。

・水菜 2条 2本
・子持ち高菜 1条 1本
・かつお菜 1条 1本
・タアサイ 2条 1本
・チンゲン菜 2条 1本

去年は、タアサイとチンゲン菜を播きすぎてしまったので、ロールと歯車を何度も確認しました。今年初めて種取りしたチンゲン菜は、どのくらい交雑しているのか?楽しみです。タアサイとチンゲン菜は、もっと播きたかったのですが、時間切れ。また次の機会に続きを播こうと思います。

去年は、こぶ高菜を試しましたが、今年は子持ち高菜を播いてみます。どっちがおいしいかな。いろんな野菜から、好みの野菜を探すのも楽しいですね。そしてお客さんも、いろいろな野菜を食べるのを楽しんでくれるのも嬉しいです。

この日も、防虫ネットを張る前に時間切れとなりました。種まきするチャンスが少ないので、ギリギリまで頑張ってしまうからしょうがない。翌朝、早朝暗いうちから作業再開しました。

まだまだ続く種まき

9月15日を目安に、ほうれん草1回目、菜花摘み用にのらぼうたくさん、長ネギの種まきをします。小松菜、ルッコラ、カブなどは、9月中は毎週播いていきます。10月に入ったら、ほうれん草2回目、小松菜とカブもあと1,2回播く予定です。

今年の秋冬野菜は10月からスタート予定、楽しみです。

カテゴリー: 栽培

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