スガノのサブソイラの出番がやってきました。小島農園では、23馬力のトラクターで2本爪を牽いています。前についているバケットが、ちょうどいい重しになっています。
たぬきの畑は、4年前に借りたときからむらのある畑でした。東西にアマランサスを播いたときは、東から西にスロープができるほどでした。その後、夏はソルゴーを播いているのですが、去年、ソルゴーが生えないところがあり、播きなおしました。播きなおしたので、生育が悪いかなと思っていたところがありました。今年の5月に緑肥用のソルゴーを播いても、同じところが、やはり発芽しなかったのでおかしいなと思っていました。その後、黒千石豆を播いてみたものの、このままでは冬野菜が育つか心配なので、サブソイラで耕盤層を破壊することに。
宝の持ち腐れなのですが、サブソイラは取り付け、取り外しが手間です。9月の種まき時期は、雨も降るので、去年はチャンスがありませんでした。今年は、無理やり、「今しかない!」と少し畑が湿り気味でしたがやってしまうことに。
サブソイラ、爪が入っていきません。速度が遅すぎると入りません。また、爪にたくさん硬い土が付着していても入らない気がします。でも、入るとき入りすぎるくらい深く入ります。どういうことなのか。ソルゴーの生育が悪かったところは、やっぱり深くは入りません。くまの畑では「入るけど、引っかかって牽けない」という箇所がありましたが、たぬきの畑では「入らない」というところが多くて興味深かったです。爪に付着する土の様子で、赤土が浅いところにあるところや、ねっとりした土があるところなども少し分かります。南北方向に50cmごとに溝ができたところで、斜めにも走ってみました。すでに溝があるおかげで、1回目より深く入ったところがありました。毎年牽くことで、深いところまでふかふかになっていくのかなと思いました。
サブソイラは、溝を切る道具です。他に、「プラソイラ」というのもあります。スガノの商品説明から抜粋です。
「プラソイラ」は、単純に高性能サブソイラではありません。
サブソイラは作土の下の心土(不透水層)を破砕して圃場の透排水性の改善を目的とした作業機です。「プラソイラ」の透排水性改善能力は、サブソイラのそれよりも大きく向上しています。それは、サブソイラが土を包丁で切っている様なものなのに対して、「プラソイラ」はノミで土を削る様な結果を得るものだからです。
畑用に新たに耕盤層を破壊する道具が欲しい人は、プラソイラも検討するといいと思います。
さて、サブソイラを細かく牽くことができ、冬野菜の育ちが楽しみになりました。
コメントを残す