飯能市の内沼機械さん、すごい

就農したときに、どこで農機具買おうか?と探しました。飯能には農機具屋さんが少なく、ひとまず内沼機械さんに行ってみました。すると、「畑が決まってから来なさい。」とおばさんに一蹴されました。農機具屋さんなのに、農機具を売らない姿勢にびっくりしました。もう何十人も、畑をはじめて、音信不通になって畑をやめていった人を見てきたからこそのアドバイス。飯能で農業初めて成功した人は、ほんのわずかだと。この方、ほかにもすごく心を打つことを言っています。「ここぞというときは、女が踏ん張らなくちゃよ」というのも、「そうかも」と思いました。2年前のことなので、細かいところは忘れたのですが、ほんと心打たれました。そして、「ここだ!」と決めたのでした。

その後、おばさんの息子さんにあたる社長が、農機具をいろいろ工面してくれています。それが、タイミングが、絶妙すぎて、「内沼さん、うますぎー!!!」と、うっかり購入してしまっています。

就農した年の11月、「そろそろトラクター買おうか?サブソイラーも牽きたいから、23馬力は必要だね。内沼さんに相談に行こうか?」と言っていたら、「いいトラクターが入ったよ。」とやってきたんです、社長が写真を持って!数日考えて、購入することに。KUBOTAのGL23、「GLは車で言えば、クラウンみたいなものだよ」とのこと。すんごくがっしりしていて、そしてサブソイラを牽くのにちょうどいい、前にバケット(重みになる)がついています。

その後サブソイラーを購入して、畑がごろごろになっているところに持ってきたのが、現在大活躍の同軸耕運機。リターンカルチでは、耕耘できないところもあるし、回転が速すぎて、土が細かくなりすぎちゃうのですが、この耕耘機は私たちが求めているクオリティです。驚くことなかれ、内沼さんは、私たちのブログをきちんと読んでくれて、農法を理解してくれ、その上で必要な農機具を持ってきてくれるんです。

ハンマーナイフモアも、ソルゴーを倒すのに必要な馬力のものを持ってきてくれました。中古で半額、なかなか見つかりません。こちらも大活躍。

小島農園にとって、本当に頼れる農機具屋さんです。

内沼さんがすごいのは、ベストタイミングで、必要な農機具を持ってきてくれることだけではありません。なんと、故障して困ったときに、さっとやってきてくれることです。

トラクターに慣れていない私が、先日耕耘していたらトラクターが止まってしまいました。頑張って動かそうとしても動かず、ようやく燃料切れだということに気が付きました。軽油を入れたところ、今度はエンジンがかからなくなってしまいました。困った、今日中に大豆を播きたいのに。内沼さんに連絡すると、「エア抜きだ」と言って、駆けつけてくれました。トラクターは軽油なので、空っぽにしてはいけなかったのです。すぐに来て対応してくれたのに、工賃をとらず、しかも、みんなの分のアイスを差し入れしてくれました。なんとーー!!!

まだまだあります。ハンマナイフモアの調子が悪いので、丈ちゃんが分解して走行クラッチベルトが弱くなっていることが分かりました。電話で詳細を伝えたところ、やっぱり当日に来てくれて、いろいろアドバイスつきで、新しいベルトをくれました。部品代だけで工賃抜きという、「えー!」という対応です。もちろん、分解して原因を特定していた丈ちゃんのおかげでもあるのですが、それでも出張費もとらずにいつも助けてくれます。

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内沼機械の社長さんと丈ちゃん

農家には、農機具屋さんが必須です。信頼できる農機具屋さんがいると、とても安心です。飯能市内で、氣があう農機具屋さんに出会えて、本当によかったと思っています。

内沼さんに教わりながら、「農機具は自分で修理できるようになって、これ以上できない!というときは買い替え時」となるような農家を目指します(丈ちゃん担当ですが)

カテゴリー: つながり

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