今日は、私(たけさん)と研修生の I さんの二人で、日高の素敵農家ふうわりファームさんに伺いました。
ふうわりファームさんに伺うのはこれで四回目くらいでしょうか。来たい、来たい、と思いながらもなかなか来られずにいたのですが、今回ちょっと時間が取れそうだったので、突然連絡をして伺わせてもらいました。
まずは里芋の貯蔵穴への保存。昨日暗くなって途中になってしまったとのことで、今日は土をかけ戻す辺りからの作業となりました。かまぼこ型に整形後、ビニールとブルーシートで雨よけ。やはり、雪解けの水などが穴の中に入ると芋が傷むとのこと。私も研修先の明石誠一さんに雪が止んだらまっさきにやることは里芋貯蔵穴の上の除雪だ、と教わりました。
その後、大根を土に埋めました。大根は肥大したいわゆる大根の部分の一部(正確には胚軸部というべきか)が土の上に出てくることがあります。品種によっては 40cm くらい出ているものもあります。何度も霜にあたるとこの部分は凍結解凍を繰り返し、傷んでしまうのですね。ということで、引き抜いて土に埋めます。引き抜かず、土を寄せて肥大部を覆う方法もあるのですが、それだと作業量が多くて大変なので引き抜いて埋めるのだそうです。年内をめどに埋めるそうです。今年は大根の生育に適した気候だったようで、ふうわりファームさんでも例年よりよくできた上、お客さまも「知り合いから大根たくさんもらっちゃったから今回はなしで」と言われることも多く、いつになくたくさん残っているそうです。
うちの三浦大根も結構抽根性が高いものがあるので、この保存方法は真似してみようかな、と思いました。小島農園では、三浦大根は「たぬきの畑」で栽培しておりますが、拠点である「くまの畑」から 1km ほど離れたところです。「たぬきの畑」の大根を引き抜いた上で「くまの畑」(か、その近くの畑)に埋めておけば、出荷作業が楽になります。そのうえ、大きさや又割れの有無なども事前にわかるので在庫の管理が楽になります。
大根は引き抜いた後、葉を落とし、葉の方が下になるように、斜めに掘った穴に横たえていきます。最後に土をかけ戻します。
写真は、赤い大根を穴に並べ終えたところです。いちばん奥に青首大根が一本だけ横たえてあります。
青首大根も埋める予定でしたが、途中から雪が舞い、ひどくなってきたので赤大根だけ土に埋めて畑を後にしました。
その後はビニールハウスに移動して大豆の脱穀をしました。小島農園の足踏み脱穀機と唐箕を持ってこれればよかったのですが、週末の味噌造りイベントのための大豆脱穀をなおちゃんがやるので持ってこれませんでした。ということで、棒で叩いての脱穀でした。こういう作業はいろいろな話をしながらできるからいいですよね。機械でやると速いですが、速い機械ほど音は大きいし目が離せないし、のんびりお話しするのは難しいですから。
栽培や販売に関する情報交換もでき、いくつか気づきも得られ、有意義な訪問になりました。また違う季節に伺いたいと思います。
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