今年も育苗は５月中旬でほとんどおしまい。

３月中旬からはじめた今年の育苗が終わりそうです。育苗ハウスが暑いので、残り少なくなった苗をハウスの南側に出しました。育苗ハウスの中は２か月ぶりにすっきり、さつまいもの苗を残すばかりとなりました。

晴れた日は朝８時ごろまでには「ハウスを開けなくちゃ」と気ぜわしい毎日でした。水遣りのために、雨水がなくなったときには、農業用水から水を汲んだことも度々（丈ちゃんありがとう！）。今年は、動力噴霧器を使って水やりするようになったので、水遣り時間が大幅に短くなりました。丈ちゃんが作った風呂桶５つの水施設は、育苗だけでなく、農業機械の洗浄などでも役立ちそうです。

今年の育苗した苗は次の表と、育苗サービス１２名分です。去年よりは多いですが、かなり少ないですね。夏野菜を作りすぎると、除草が追いつかず、草取りで体力消耗するか、野菜の生育が悪くなり、収量がガタ落ちします。今年も地力のある畑を選んで、少なめに作付することにしました。トマトが多品種ですが、新しいピッコラカナリアとブラックプリンスがどんな生育をするのか楽しみです。今年はトマトを同じ圃場で栽培するので、生育の違いが分かりやすいと思います。

先に定植したお野菜たち黒いマルチで温められた土の中でぐんぐん育っています。乙女スイカ、食用ほうずき、モロヘイヤ、バジルは、まだ定植できていません。

多めに作った苗もほとんど嫁入りしました。今年も、野口種苗研究所に苗を置かせていただきました。真黒茄子、ステラミニトマト、ひもとうがらし、万願寺唐辛子、バンビーノです。毎年、大人買いしてくれる三鷹のお客さん、今日も来てくれました。残っていた苗をどーんと大人買い！ありがたいです。

育苗サービスでは、モロヘイヤがほとんど発芽しないという失敗がありましたが、ほとんどよく育ちました。GW中に次々と苗を引き取りにきてくれました。１２人分の苗をお預かりして、残り４名様分となりました。

失敗といえば、４月に入ってから播いたウリ科のズッキーニ、スイカ、きゅうりがネズミの食害にあいました。どうにか発芽させることができ一安心。ネズミが嫌がるというハッカ油やミントはあまり効かず、金網で覆うと、トマトの苗に囲んでポットを置くというのが効果的でした。

育苗土がギリギリだったので、今年から育苗土用にもっともっと草を集めなくてはと思い、あちこちで草刈りをしています。