令和2年2月25日に3回目の飯能市小中学校給食用物資選定委員会・献立作成委員会が開催されました。新型コロナウイルスが流行していましたが、「濃厚接触が短くなるように」という短縮版で行われました。
今回は、給食献立委員会初の外部見学でした。飯能給食センターという、小中学校の米飯を作り配送してくれているところで、施設見学と質疑応答時間がありました。参加者は、欠席が多く、栄養教諭がほとんどと、保護者は私だけ、多分学校の食育担当の先生が1名ほどでした。
飯能の米飯は10年くらい前まで、毛呂山の学校給食センターで炊いたごはんを飯能に配送していたそうです。それを飯能給食センターが「うちでやります」と提案してくれて、今の暖かいご飯が実現されたそうです。学校給食専用のごはんを詰める機械、学校給食専用に青い容器、学校給食用の置き場がありました。
今回見学させていただいて、飯能給食センターの心意気が素晴らしいと思いました。ご飯は自校式だから、学校で自炊すればいいのにと思っていたのですが、飯能給食センターが好きになったので、このまま飯能給食センターにお任せすれば大丈夫だと思いました。
飯能給食センターさんのホームページにありますが、
平成18年に「HACCP」に対応した新工場に移行。たそうです。
厚生労働省・農林水産省指定「衛生管理システム」HACCPの認定工場です。
HACCPとは、米国で宇宙食の安全性を確保するために開発された食品衛生管理の方式のことです。
施設見学するときは、帽子、白い上着、靴を履き変えました。入り口では風によるほこりなどの除去をします。手を洗い、爪を洗い、アルコール消毒もたっぷりします。栄養教諭の皆さんは、普段使っている帽子や上着を持参されていました。しっかり全身が覆われてます。
あまり細かいことを書くと企業秘密などもあるかもしれないので、印象に残ったことをいくつか書きます。
専務さんが、話したり、質疑応答に応えてくださいました。
飯能給食センターでは毎日5000食以上のお弁当を作るのですが、短時間で仕上げなければならないので、現場の方は数をこなすのに精一杯になってしまうそうです。専務さんは「お客様の方を見るように」と常々言っているそうです。1つのお弁当のおかずが雑に置かれていたとき、そのお弁当を食べる人にとっては、1つ食べるお弁当が雑に入っていると感じると。2つも3つも食べる人はいないから。
ごはんの炊き具合も、毎日味を見るように言ってるとのこと。パートの皆さんも含めて味見するようにと。毎日同じように炊いていても違いがある。
品質に厳しい専務さんがチェックしているおかげで、「これならいいだろう」って現場で思ってしまうレベルのものも作り直しになったりしていることを知り、なかなかできないことだなと思いました。
詳細は書かないほうがいいと思ったので、なんだか分かりづらい文章になってしまいました。
飯能給食センター、とてもいい会社でした。
最後に、2月の献立が配られておやって思いました。毎年2月14日はチョコペストリーというパンが主食になるのですが、この日はフラワーロールでした。デザートがココアプリンまたはチョコプリンでした。
第1回給食会議のときに、「バレンタインデーのチョコペストリーは、特に甘いものを食べる風習を助長しているようでやめてもらえると嬉しい。日高市は2月14日はごはん、狭山市は食パンにチョコクリーム。行事食はとてもすばらしいけど、バレンタインだけは、企業の儲けのために騒いでいると思うので、学校給食で取り込むものではないと思う。」と資料に書いて、読み上げて、お願いしたんです。献立作った先生が検討してくれたのでしょうか?嬉しいです。
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