8月22日キョンの畑に播いた葉物たちが、大根以外、ほとんど枯れてます。
(2018年にも同じ現象が起きていたのに、同じ失敗をしてしまいましたー!)
9月10日ごろまでは、どうにか育っているように見えたのですが、9月17日の時点で葉が黄変してそれ以上育たないことが分かりました。9月に入りしっかり雨が降ったにもかかわらず枯れてしまったのが不思議です。
種まき後、9月まで雨が降らなかったが影響しているでしょうか?2017年、2018年に葉物を栽培したときにも、本葉数枚で育たなくなる葉物がありました。考察してみます。
同じ地主さんから借りている、元茶畑のキョンの畑とウシの畑
キョンの畑(8畝)とウシの畑(2反5畝)は、2017年まで茶畑でした。10年ほど茶葉を出荷せず、大きくなりすぎないように茶刈り機で刈っていたそうです。草が生えないように除草剤を使っていましたが、施肥はしていなかったそうです。どちらもショベルカーで茶の木を抜いて、大穴を掘ってそこで茶の木を燃やしました。南が高くて北側が低い傾斜地です。茶の木を毎年刈りこんでいたためか、畑はふかふかでした。
ウシの畑は、上段、中段、下段と3段になっています。ウシの畑は2017年の夏に草ぼうぼうになり分かりましたが、下段が非常に生育がよく、中段があまりよくなく、上段があまり草が生えない状態でした。
キョンの畑とウシの畑は近くにあります。次のGoogleマップで確認できます。ウシの畑は周囲から水が集まる畑です。北端に排水用の用水路があります。普段は水が流れていませんが、大雨が降ると2週間くらい水が流れるようになります。2017年10月22日に超大型台風21号がきたとき250mmの雨が降りました。このときは2週間くらい、用水路から8mくらい離れたところまで、人参を収穫するときに足が20㎝埋もれる状態が続きました。
キョンの畑の栽培歴と生育
キョンの畑は、葉物の生育がいまいちです。種をまいても本葉数枚出て生育が止まることがあります。その後枯れたりします。
2016年夏~冬
高キビ 背が低い
黒千石豆緑肥 → 人参。どうにか育つ。
2017年夏~冬
ヘイオーツ緑肥 → 冬葉物
9/19と9/27に種まきや苗の定植
種まき: 小松菜、山東菜、カブ、ルッコラ、赤リアスからし菜、ラディッシュ、長ネギなど
苗で定植: ブロッコリー、キャベツ、レタス、こぶ高菜、子持ち高菜、かつお菜。
苗ものがとてもよく育ち、畝の中での生育のムラがなかった。
種まきしたものは、長さ18mの畝の中で育ちが違います。よく育つところ、まったく育たないところがあります。山東菜でよく育っているのは、お茶の木を燃やしていた穴のあたりです。灰はできるだけまき散らしたのですが、やっぱり育ちが違います。
赤リアスからし菜とルッコラも18m播いたのですが、驚くことに本葉1枚で成長が止まってしまっている部分が多かったです。火を燃やしたところらしい2mくらいだけよく育ってました。ルッコラや赤リアスからし菜は育たないのに、ラディッシュは良く育ちました。
2018年夏~冬
大豆緑肥 → 冬葉物
2018/8/23 キョンの畑に秋葉物の種まき1回目
小島農園、冬の畑をビデオで紹介します
8月22日播きで、発芽したのに消えたものが多く、あとでキャベツやコールラビを定植しました。
無事育った山東菜やタケノコ白菜は大カブになりました。
9月13日播きの赤リアスからし菜とルッコラが、やはり本葉数枚で生育が止まりました。
2019年 夏秋
ごま、さつまいも、落花生、よく育つ
2020年夏
じゃがいも(1株から100g~400g程度だけどとれた)
ヘアリーベッチ緑肥(サナエタデに負ける)
下の方の緑ナスとピーマンはとてもいい。
2020年冬
ヘアリーベッチ緑肥後の葉物は、大根は育ち、それ以外の小松菜、ルッコラ類、カブ類生育悪い。茶の木を燃やしたところかもしれないところだけ、ちょっと育ってる。
同じ管理と思われる、ウシの畑はキョンの畑よりも南北に長いです。
ウシの畑の下段では葉物がよく育つ
キョンもウシも、地主さんが同じように管理していた茶畑ですが、葉物の生育が全く違います。
ウシの畑の下段では、葉物がとてもよく育ちます。2020年春には、中段でも葉物を育てましたが、こちらもよく育ちました。
ウシの畑の栽培歴は次の通り。上段と中段は、小麦と大豆の輪作をしています。
2016年夏
草ぼうぼう
2016冬~2017年夏
小麦
下段がよく育つ
中段 半分草に覆われる
上段 小麦がヒョロヒョロで草に覆われる
2017年夏秋
上段、中段、下段の半分が大豆
下段の半分が人参
どれもよく育つ
2018年春
2018年冬~2019年夏
上段、中段、下段 小麦 よく育つ
下段は雨が多くて1/3くらいべったり倒れる
2019年冬
上段、中段は大豆 よく育つ
下段 葉物いろいろ。雨が多かったので、一番用水路側の生育が悪い。他は全体的によく育った
2020年春
上段 黒千石豆緑肥○、ポップコーン○、カボチャ草に埋もれるがどうにか育つ△、中玉トマトサンティオ○
中段 春播き人参、春播き大根、春播き葉物 どれもまあ育つ。人参の生育が日照不足で少し悪い
下段 葉物後、草にしてハンマナイフで草刈を3回くらい。
キョンの畑のふしぎ
キョンの畑は、葉物を3年播きました。
2018年の大豆緑肥のあとが一番よく育ったようです。次が2017年のヘイオーツの後、最後がほとんど育たなかった2020年ヘアリーベッチ後。2018年は、8月22日播きをしたものが、生育が悪いところが多くて、後でキャベツやコールラビなどを植え直していました。2020年も8月22日播きをして生育が悪かったです。猛暑の中で種まきしたのも関係しているでしょうか。2018年9月13日播きの赤リアスからし菜も本葉数枚で生育が止まった記録があります。
土壌のどんな成分が関係して、赤リアスからし菜が本葉数枚で生育が止まるのか?知りたいです。同じ圃場で、ラディッシュや大根が育つのは、どんな違いがあるのかも不思議です。
畑の上に茶畑があるのは関係しているでしょうか?同じ管理をしているウシの畑では葉物が育っているので本当に不思議です。
ゴマ、落花生、さつまいもはよく育ち、苗ものも育ち、大根も育つ。ただ山東菜、赤リアスからし菜、ルッコラ、カブなどが生育が止まっちゃう。
土壌微生物も関係しているでしょうか。10年間除草剤を振り続けた畑。ウシの畑もだけど、何かが違うのかなぁ。
コメントを残す