畑は雨上がりで、まだ土が湿っているので、昨日、今日と田んぼでの作業にしました。
土曜日に畔塗りしたおかげで、田んぼにはしっかり水が溜まっていました。そしてなんと!小川の水を引いているので、小さな魚がいました!びっくり!!
田んぼは、田起こし、代掻きまでした状態でお借りしました。でも、代掻きから時間が経っていたので、土の表面に結構草が生えていました。なので、表面をレイキでこすりました。また、端の方がトラクターの回転で高くなっているところは、イネ科の雑草が結構生えていたので除草も。レイキで慣らすのも大変だった―。
畔と田んぼの境にも雑草が多くて、雑草を手で取っても、畔がぐらぐら崩れちゃうのです。除草ではなく、やっぱり四方畔塗りすることにしました。どの仕事も、ずっとやってると疲れちゃうので、畔をぬって疲れたら、草取りして、疲れたら、レイキで慣らしてなど。畔塗りしたところに来たおきゃくさんは、「つばめ」。たぶん、泥で巣をつくるんじゃないかな?他にも、セキレイも結構近くまで来てました。そうそう、カモもいました。そして、カエルもたまに鳴いて、ほんと素敵な環境。
水を張った田んぼを、レイキでチャプチャプ慣らしていると、バングラデシュに住んでいた時に、ガンジス川で舟に乗ったことを思い出しました。舟を漕ぐ櫂の音とレイキのチャプチャプが似ていて、ついベンがル語の川の歌を歌ってみたり。水の音素敵だなー。
畔塗りをしていると、田んぼの隣の道路から、いろんな人が声かけてくれます。今日はおばさんが声かけてくれて、「昨日、お父さんが黒ぬりしてるのみて、うまくなってたよ。って言ってた」と言ってました。最近は、黒塗りしないから、珍しいみたい。声かけてもらえると嬉しいです。
今日は、風邪治りかけの夫まで引っ張り出して、田植えも。まだ苗は小さいのですが、肥料もあげてないのでこれ以上育苗箱の中では大きくならないだろうと判断しました。ナスの苗も、広いところに出たらぐっと大きくなったので。でも、田んぼの土って、結構トロトロしていて根が張りづらそうです。田植えは、手で1本ずつ植えます。40cmくらいごとに印が入ったロープを借りたので、それを利用しました。育苗箱から、大きめの苗を選別します。結構大きさに大小があります。大きいのはここまで大きくなってくれたの?と嬉しくなりました。ササシグレをいただいた岩手県の「米の大田屋」さんに「疎植にしたほうが苗が大きくなる」と教えてもらったのですが、やはり、疎植になっているところが苗が大きかったです。
田んぼを貸してくれている先生が、昨日も今日も草刈りに来ていたので、いろいろ教えてもらいました。雨が降ったら水浸しになっちゃうこと。小さい苗なので、田植えする時は、水を少なくした方がいいことなど。ありがたいです。先生も、今は機械を利用していますが、初めのころは人を呼んで手で田植えしていたそうです。
田植えは、「腰が痛くなる」というイメージがありましたが、田んぼが底なしでないおかげか、そこまで大変ではなかったです。それより、この一本一本が大きく育ってお米になるんだーと、なんか嬉しい気持ちでした。去年、ベランダでバケツで稲を育てたので、なんとなく実ができるまでのイメージがあります。
今日は、朝8時から畑の作業と田んぼの作業をしていたのですが、昼ごはんを12時半に食べたら急に具合が悪くなりました。そしてなんとおう吐!どうやら熱中症になってしまったようです。家に帰って、さっぱりして1時間半寝たら直りました。夕方4時半ごろから涼しい中で田植えしたら楽ちんだった。これから、暑い季節、無理しないように気をつけよう!と思いました。
最後に、田んぼに裸足で入っていたのですが、田んぼに使っていたところがかゆい。なんだろう?化学物質とかじゃないといいのですが。長靴はいても、蒸れるので、これからどうしたらいいんだろう…。
散文になってしまいました。明日、残った田植えをできるかな?朝の涼しいうちに、雨が降る前に!
田植えお疲れ様でした。
一本植えで比較的小さい苗ですので、これから分げつが楽しみですね。病気には強そうです。
除草作業ですが、私の場合は、田植え後一週間以内に草が全く見えない状態であっても、実施いたしました。地表で目が出たばかりの草の種が除草で泥のなかに埋もれますので、大変有効だということです。
除草方法ですが、チェーンとロープと塩ビパイプ(蓋付き)で専用除草機をつくりました。
自動車の積雪時に履く程度の太さのチェーンを30cmぐらいに切り、この短いチェーン20本ぐらい結束バンドでロープにつなげたものを2m程度の塩ビパイプ(蓋あり)につなげて、除草機をつくり、そのまま、苗の上から引きずるだけです。1反ほどの田んぼを除草しておりましたが、作業時間は30分程度かかりました。
小島さんの田んぼは2畝とのことですので、こうした器機を作らずとも、タイヤチェーンを苗間に引っ張って往復するだけでも大丈夫かと思います。
チェーンを使わずとも苗間をデッキブラシで表面を軽くこするだけでも十分かと思います。
ただ、除草機を作ると、2畝の田んぼでしたら、10分以内に除草作業は片付くので、大変便利ではあります。
土曜日に田植え後の稲は除草の際チェーンで折っても大丈夫と申しましたが、実は、不耕起の故岩澤先生に教えていただきましたが、7月に入って穂が茎の根元(茎につつまれて外からは見えない)に形成されないうちは、稲の茎の成長点は根元にあるので、分げつ初期の除草で折っても大丈夫だということです。
野菜は栄養生長と生殖生長が同時ですが、稲は栄養成長ののち、生殖成長となり、はっきり分かれています。
栄養成長時は田植え後、1,2ヶ月で盛んに分げつして、茎が増えますので、小島さんのお宅のような一本植えだと株が扇のような開いて開帳型になります。
一方茎の内部で穂が形成されてくると、開帳した株(稲)の形がだんだん噴水型に立ってきまして、葉の色もだんだん薄くなってくるということです。
一方7月上旬から中頃、小さい穂の原形が茎の内部で形成されますと、地表近くに根が水平に広がります。
こうなると、除草のため田に入るとせっかくの根が切れますので、控えた方が良いということです。
慣行栽培でこの時期に行う、中干しは地表がひび割れ、地表の根が切れるので、木村先生は
中干しはやめて、掛け流しをおすすめしているようです。
さて田植え後、田んぼで足を痛くされたということですが、基本的に、平松の田んぼも農地ですので、泥の下に何が埋まっているか判りません(缶とか、ビニールのゴミとか)。ヒルなどに知らないうちに咬まれることもあります。
このため、田植えの際、完全に裸足になることはおすすめしません。
田植専用の長靴を履かないとしても、裸足はやめて、少なくとも古くなって捨てても良い運動靴を履くことをおすすめします。
私も小学校に上がる前から、所沢の耕作放棄地の田んぼでドロドロになって遊びましたが、裸足になったとき、特に草や、泥の中の小枝で足を切ったりしたことがしばしばでした。
長くなりましたが、また来週畑に参ります。小島さんの田んぼをまた拝見することを楽しみにしております。では
北村さん
丁寧な説明ありがとうございます。とてもとても参考になりました。
また、他の方たちにも共有できてうれしいです。
田植え後1週間でチェーン除草する話は聞いたことがあります。もうやらないと!
チェーン除草をやりすぎて、稲が痛んだという話も聞くので、ざっとやるのがいいんですよね。
チェーン除草は、今回はやらずに、穴開きホーでこすってみようと思います。
ついでに、端の少し深い部分の田植えが残っているのでそれも。
足、やっぱり何かはいた方がいいですかね。裸足でデトックスなどとも思ったのですが。
いろいろが初めてで、本当に勉強になります。
北村さんが、アドバイスしてくださるので心強いです。
稲の生育も、今年は自分の田んぼと、自然農の田んぼの2つで生育の違いを観察できるので楽しみです。
北村さんの言われるように、さかんに分決してくれると嬉しのですが。
それでは、またお会いした時に。