田植えをしました

6/8(土)無事田植えが終わりました。

これまでのお米作りに関係する作業ブログ
4/29 みんなでお米の籾まきしました
5/1 田起こしとマコモの植え替え
5/31 代掻き1回目をしました

すずめの田んぼ(2.2畝くらい)には、古代赤米神丹穂とこがねもちを手植えしました。

午前中は、畑に行こうよ!のイベントで小さい田んぼを手植えしました。

イベントの前に、田んぼの神様にお祈りしました。田んぼにお神酒をまいて、二礼二拍手一拝と簡単な方法です。

田んぼの神様にお酒を。田んぼの4隅にまき、最後に中央に播きました。

田んぼの神様にお酒を。田んぼの4隅にまき、最後に中央に播きました。

去年倒伏してほとんど収穫できなかった古代赤米神丹穂を、畑に行こうよ!で手植えしたら倒れないだろうと思ったのです。200穴セルトレー4枚に一粒播きました。発芽しないところもあったので、2粒ずつ播けばよかったと思いました。

はじめてセルトレーに籾まきしたのですが、植えてみて違いが分かりました。セルトレーだと植えるときに根っこが傷みません。これは活着が早いはず。トレーから出た根っこもあまり切れることなく植えることができました。

神丹穂は150㎝を超える高さまで伸び、去年倒伏しなかった場所を見ると株間40㎝は必要だと思ったので、今年は40㎝×40㎝で植えました。5歳の次男も「植える」というのでやらせてみたら、上手でした!

一列に並んで田植え

一列に並んで田植え

線に40㎝ごとにテープ(5色のテープを順番に)を張って、担当の色を決めて植えます。

線に40㎝ごとにテープ(5色のテープを順番に)を張って、担当の色を決めて植えます。

神丹穂の苗が足りなくなり、コガネモチの苗を途中から植えました。
参加者の皆さんも楽しめたようです。

苗作りについて一考

去年苗作りに成功したので、今年も同じ方法にしました。草木堆肥100%を使って、できるだけうすく籾まきします。2,3日して発芽したら田んぼの隣のりゅうの畑でシートで作った育苗プールで育てます。途中から生育が鈍くなり葉色も薄くなります。5月下旬に田んぼに水が入ったら、田んぼに移動しました。田んぼに移動すると青くなり、ぐんぐん成長するようになります。根っこが土の中に伸び、栄養補給できるからだと思います。

今年は面白いことがありました。シートで作った育苗プールから、田んぼに苗を移動しているときに、1か所だけよく育った場所がありました。不思議に思っていたら、なんとザリガニがそこに死んでいました。ザリガニが肥料になった?と思いました。

去年うちの苗を見た人が、「苗が小さいね」と言ってました。その後田んぼに移したら「大きくなったね」と言ってました。シートで育てると、普通に家でトレーを並べて毎日水やりして苗作りしている人より小さく育つようです。違いは育苗土の肥料分ではないかと思います。草木堆肥とはいえ、肥料分が少ないので途中から黄色っぽくなって育たなくなるのかと。ザリガニの死体くらいの肥料があれば、シートで作った育苗プールでも育つのかなと。

昔の人は、田んぼに苗代を作りました。田んぼに直播すると肥料がなくても苗が育つんだと思います。今でも、熊本の自然栽培農家の稲本薫さんは、育苗土は山の真土を使い、田んぼに育苗箱を並べるそうです。マグマに向かって伸びる力で苗は十分育つと。苗作りで肥料を使わない方法もコツがあるんですね。

かるがもの田んぼ(約1反)にはササニシキ

日曜日に予定していた大きい田んぼ2枚の田植えも、大雨の予報なので前倒して土曜日の午後から始めました。

育苗箱の裏側には、稲のねっこがびっしりついています。そのままでは、育苗箱から外すことができないので根っこを切ります。長男と次男とDちゃんが手伝ってくれました。年々、我が子たちができること、頼れることが多くなってきたなと思い、嬉しくなります。根っこを切った育苗箱を、雪遊び用のソリで運んでくれました。

そりで育苗箱を運んでくれるこどもたち

そりで育苗箱を運んでくれるこどもたち

田植え機の使い方もうまくなりました!

田植え機の使い方もうまくなりました!

去年、かるがもの田んぼに植えたササニシキは倒伏しました。ササニシキは「稈(かん)が細く、多肥で倒伏しやすい」そうです。休耕地だったかるがもの田んぼは、多肥の状態だったのかと思いました。倒伏しないように、今年は条間を広く取ることにしました。「イネつくりコツのコツ―農家が教える 農文協 2011」にの田植えのところで、6条田植え機の2番目と5番目に育苗箱を置かない「二五抜き」という方法がありました。仕上がりは、まさにそんな感じになりました。

条間を広くとってみました

条間を広くとってみました

1反で18枚用意していた育苗箱が6箱まるまる残りました。光が当たる場所が多いと草も生え、除草も大変になるかもしれません。でも、去年は藻が繁殖したことと、深水にしてヒエが育たなかったという経験があるので、条間を広くしてもどうにかなるのではと思っています。今年はササニシキ倒れないと嬉しいなー。

つばめの田んぼ(約8畝)には、トヨサトとコガネモチ

つばめの田んぼは2種類のお米を植えました。中晩生で10月下旬収穫の豊里と早生で9月下旬に収穫のコガネモチです。
トヨサトの苗もよく育ちました。

トヨサト18㎝くらいかな?

トヨサト18㎝くらいかな?

田植え機は本当に優秀ですね。約2反の田んぼの田植えを午後の4時間ほどで植えることができました。

最後はこどもたちが田植え機を洗ってくれました

最後はこどもたちが田植え機を洗ってくれました

育苗トレーも遊びながらきれいにしてくれました。次男ができることがどんどん増えるこの頃、興味深いです。

カテゴリー: 米作り

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