自家採種の中でも難易度が高いアブラナ科、今年は水菜、山東菜が成功しました!2年前に、瑞穂町のいがき農園さんに伺ったときに聞いた「群でとれば交雑が少ない」を実践したのでした。母本選抜したタアサイは交雑率が高めです。
アブラナ科は、交雑しやすいです。小松菜、カブ、白菜、水菜、チンゲン菜、タアサイなど、だいたい交雑します。交雑しやすいために、各地で個性的な菜っ葉があります。他に、大根系、キャベツ系(他にブロッコリーやケール)、からし菜系(高菜、からし菜など)があります。防御せずに種取りすると、小松菜白菜、水菜小松菜など、いろいろ交じったものが簡単にできてしまいます。市民農園時代は、周りにいろんな花が咲いたので、種取りしたものからは、雑多な葉っぱが育ちました。
アブラナ科の種採り、3種類の方法になりました。
1.群で種取り
水菜と小松菜ですが、母本選抜をしないで、5m×2畝くらい種採り用に残しました。一応、その畑では他のアブラナ科は残さないようにしました。これだけで、ほとんど交雑しませんでした。
2.母本選抜+玄関マット方式
山東菜は、玄関マット方式となりました。何かというと、種取り用に7株ほど選抜したものを畑の隅に置きました。同じ畑には、小松菜がちょこちょこ咲いていました。種取り用山東菜の近くに、収穫用山東菜が残ったものが結構な量残っていて、花咲かせていました。これがみつばちの足ふきマットになったでしょうか?無事交雑がすくない山東菜が育っています。
玄関マット方式は、母本選抜ができる上、交雑が少ないのでいいのですが、玄関マットにした部分は、養分がすべてとられてしまうのか?次の冬作が育たないというデメリットがあります。今年も、後作のキャベツと白菜が、そのラインだけほとんど生育せず残念です。
3.母本選抜だけ
タアサイは、8株ほど母本選抜して、他にアブラナ科を栽培していない畑で種取りしました。周りはライ麦です。しかし、小松菜っぽいもの、水菜っぽいもの、カブっぽいもの、白菜っぽいものなど、いろいろ交雑したものがありました。近隣の畑で育てていたものだと思います。交雑したものは、雑種強勢(交雑したものはよく育つ)なので、先に育ちます。目立つので小さいうちに間引きます。タアサイに似ていて交雑しているっぽいものが、間引きが難しかったです。
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