玉ねぎの種採り物語

たねのわの活動レポートに「玉ねぎの種採り物語」を掲載するために、玉ねぎ栽培についてまとめました。

玉ねぎの種採りは難しいと言われています。2017年にようやく成功したのでご紹介したいと思います。

玉ねぎの種採りの試行錯誤の5年間

玉ねぎの種採りの試行錯誤の5年間

2013年から固定種の玉ねぎを栽培していますが、苗づくりがうまくできませんでした。2013年は、管理しやすいように拠点の畑(痩せている)に播き、天水(雨水)に任せたところネキリムシに次々と折られたり、日照りで消えて行ったりしました。更に痩せている土のために大きく育ちませんでした。

2014年は割と肥沃と思われる畑の端で苗づくりをしました。しかし天水に任せたところ、はやり日照りで消えていきました。途中で水遣りもしましたが離れた畑のため頻繁にあげれませんでした。少しだけ大きく育った苗を植えたら、ピンポン玉くらいの玉ねぎが採れました。この玉ねぎを10月に種採り用に植えたところ、春に花芽が伸びて小さめの花が咲きました。そのままにしていたら、種がつかなかったです。

2015年は、元田んぼの肥沃で水持ちのいい畑で苗づくりをしました。草がいっぱい生えて草に埋もれてしまいましたがどうにか苗が育ちました。玉ねぎを植える畑も元田んぼにして、黒いマルチシートを張って定植しました。翌2016年6月に直径5㎝くらいの玉ねぎを収穫することができ大喜びしました。

直径5㎝ほどに育った玉ねぎ。左から、湘南レッド、奥州玉ねぎ、にんにく

直径5㎝ほどに育った玉ねぎ。左から、湘南レッド、奥州玉ねぎ、にんにく

種採り用の玉ねぎを作業所に10月下旬まで吊るして保管して、10月下旬に植え付けました。翌2017年の6月には150㎝くらいに花芽が伸びて花が咲きました。玉ねぎは雨にあたると受粉しづらいそうなので、キュウリ用の支柱を使って雨よけをしました。虫が寄らず自分で受粉できないそうなので、毎日手で揉んで受粉をしました。試行錯誤を重ねて、無事200mlくらいの種が採れてとても嬉しかったです。冷蔵庫で保管して2017年の8月下旬に種まきしました。発芽するか不安でしたが、無事いっぱい発芽して嬉しかったです。

玉ねぎの種採り。キュウリネットパイプを利用して雨よけし、毎日手で受粉する

玉ねぎの種採り。キュウリネットパイプを利用して雨よけし、毎日手で受粉する

苗作りも改善しました。2016年に、地元で長ネギをたくさん栽培している農家さんの苗づくりの方法を教えてもらいました。お米用の育苗トレー(深さ2㎝)で栽培していて、暑い時期は水やりを1日3回するとのこと。水遣りが苦手でそれまで畑で苗づくりして天水に任せていたのですが、草木堆肥100%の土で苗作りして、しっかり水遣りをすることで、はじめて大きめの苗を約900本植えることができました。

右の一列が苗作りちゅうの玉ねぎ。奥で草取りをしています

右の一列が苗作りちゅうの玉ねぎ。奥で草取りをしています

湘南レッドの苗、これから定植です。

湘南レッドの苗、これから定植です。

2017年6月に収穫した玉ねぎ

2017年6月に収穫した玉ねぎ

こんなに大きく育ちました。

こんなに大きく育ちました。

玉ねぎ栽培がようやく成功して、2つ隣の元田んぼ(50年は耕作をしていなかった)を借りることにしました。腐植たっぷりの素晴らしい畑ですが、洪水になると周囲の水が集まるリスクのある畑です。2017年11月、たくさんの苗を植え、現在すくすく育っています。2017年10月には、湘南レッドの種採り用玉ねぎを植えました。今年もたくさんの玉ねぎの種が採れますように。

自家採種した奥州玉ねぎ、すくすく育ってます

自家採種した奥州玉ねぎ、すくすく育ってます

種採り用の玉ねぎは、1つが4個から6個くらいに分裂して、また玉ねぎができます。分かれた1つの玉ねぎから1本の花芽が伸びます。種採りした後もその玉ねぎは元氣でまた種採りができるそうです。保管してまた10月下旬に玉ねぎを植えたところ、4月に葉玉ねぎとして収穫でき重宝しています。

1つの玉ねぎが6つに分かれて、それぞれが玉ねぎになり、花芽が伸びます

1つの玉ねぎが6つに分かれて、それぞれが玉ねぎになり、花芽が伸びます

カテゴリー: たねとり, たねのわ

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