10月になり、秋の実りをおいしくいただいています。少しご紹介。
枝豆食べ比べ
10月といえば、枝豆の時期です。小島農園では、借金なし大豆をはじめ、早生大豊緑、羽生在来赤大豆、妻沼在来茶豆、青山在来大豆、飯能下加治在来黒大豆の6種類の大豆を栽培しています。
早生の大豊緑以外は、日が短くならないと花が咲かない特性を持っています。なので、4月に播いても7月に播いても8月下旬から花が咲き、10月上旬に枝豆、11月下旬に大豆の収穫となります。これは、虫が少なくなる時期と一致しています。7月に播いて、虫対策はなにもしなくても、ぷっくりした枝豆が収穫できるのです。一部、畑が肥えすぎてしまったところは、豆が膨らまず、多分カメムシに吸われたのだと思います。適期栽培の大切なことが分かります。
7月8月が枝豆の旬じゃないの?とよく聞かれますが、8月は特にカメムシやマメハンミョウの食害がひどい時期です。農薬をかけるか、防虫ネットをしないと収穫に至りません。4月まきで防除なしで7月に枝豆を食べることができても、大豆になるころはほとんどがヒトモジマダラメイガなどに食べられて、来年種を採ることができません。
うんちくが長くなりました。
手前左、羽生在来の赤大豆。
手前右、妻沼在来の茶大豆。
奥、早生大豊緑。
甘味では安定の大豊緑。得も言われぬ旨みを持つのは羽生在来。妻沼在来は適期よりちょっと早かったですね。茶豆の香りはしました。
10/6~青山在来大豆がピークを迎えました。甘み、旨み、風味と三拍子揃った素晴らしい枝豆です。毎年、10月上旬の土日には枝豆もぎイベントを開催しています。興味のある方、お問い合わせください。
ササニシキの新米
9月下旬に収穫して、10月2日に脱穀したササニシキ、ようやく籾摺りして、精米していただきました。
今年もおいしいごはんです。ただ、あれ、ササニシキ?って味でした。なんだか噛んだときに押し返すような弾力があって、あっさりしたササニシキとは違うねと、丈ちゃんと話しました。でも、みんな「おいしいー!」って。
今年もおいしいお米が食べれて幸せです。田んぼを貸してくれた地主さんにも食べていただきたいです。田んぼを手伝ってくれたみなさんに、順次お米お届けしたいと思います。白米好きの方に白くしてお届けしようとしたら、結構お米が割れてきちゃうので分づき米にしました。
今日のおかずも、おいしかったです。どれもうちのお野菜で嬉しいです。
マコモダケ、人参、長ネギ、ピーマンのきんぴら。
タケノコ芋の小芋、神田四葉きゅうり、湘南レッドのポテトサラダ
味噌汁は、タケノコ芋、長ネギ、人参が入ってます。
タケノコのように使えるマコモダケ
マコモダケ、今年は去年の3倍の面積作付してたくさん収穫できました。イネ科の植物で、日本には古くからあり、昔は川辺などで自生していたそうです。神事などでも利用され、ご神体となっているものもあり、神聖な植物ともされています。
茎が黒穂菌によって肥大したところを食べます。収穫時期が難しく、大きくなりすぎると、黒穂菌の黒い点がいっぱい出てきます。食感も筋っぽくなります。冷蔵庫で保存していても、1週間くらい経つと黒い点が表れてきます。
なんといっても、食感と味わいが嬉しいお野菜です。タケノコを柔らかくしたような食感で、ほのかな甘みもあり、そして旨みもあります。キンピラ、天ぷら、汁物などに使えます。
ある日の夕ご飯。手前から、
ポテトサラダ(じゃがいも、奥武蔵地這きゅうり、湘南レッド)
醤油炒め(真黒ナス、万願寺唐辛子、奥州玉ねぎ、マコモダケ)
じゃがいもの味噌炒め(玉ねぎ、じゃがいも)
お月見にはだんご汁
すいとんのことを、飯能生まれの方が「だんご汁」と呼んでました。お月見の日には、だんご汁を作ってみました。
うちの小麦粉をつかったすいとん、ネギ、里芋、人参、タケノコ白菜、こんにゃくを入れました。涼しくなった10月には、あったかい汁物を食べると體(からだ)が喜びます。
大豆食品の物々交換
今年は、台湾出身で東京在住のMさんが、畑に何回も足を運んでくれています。ある日、おにぎりに湯葉を巻いて食べてました。みんなで「どんな味?」って食べさせてもらったらおいしかったです。そこで、次は納豆と台湾の大豆食品を物々交換することになり、Mさんから2種類の湯葉食品をいただきました。
湯葉を巻いたもの、輪切りにして、油で炒めてしょうゆ味にしたら、とってもおいしかったです。こどもたちが「もっと食べるー!」と大合唱。また、物々交換したいなって思いました。
葉物もわさわさです
葉物もわさわさと生えてます。10月の柔らかい葉っぱおいしいです。
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