2018年の売上と分析

農業を始めて6年目となる2018年、前年より100万円アップの売上となりました。嬉しいです。

2013年からの売上の推移

2013年からの売上の推移

驚くほど直線的に売り上げが増加しています。農業は、3年までは伸びるけどその後停滞することが多いと聞いていましたが、6年目まで伸びることができて驚いています。これは売上で、まだ経費を差し引いた収入は少ないので、まだ経費を抑えたり、売上を伸ばす工夫が必要です。2017年10月に引越しをして、作業性がよくなりました。2018年は、2017年より楽だったのに売り上げが伸びました。

自然栽培では、3年目に野菜が育たなくなることがあります。それまで施肥されたりして土に溜まっていたものを使い果たしてしまうからです。3年目の減収というのがなかったのも嬉しいです。小島農園では緑肥など土づくりにも力を入れていて、効果を感じています。

月ごとの売上も6年分グラフにしました。一番濃い線が2018年の売上です。

6年間の売上の推移

6年間の月ごと売上の推移

毎年12月に一番稼いでいるのが分かります。7月にもピークがあります。夏野菜が一番売れる月です。2018年は栽培に失敗した小麦ですが、2017年に豊作だった年は7月から乾麺がよく売れ、売上を伸ばしました。2017年から1月の売上があがっています。味噌作りイベントを開催したり、大豆を販売しているのも貢献しています。

2018年の特徴として、周年納豆を販売できたことがあります。毎週2kg分40個の納豆を仕入れて販売しました。納豆は固定客ができて自家用が足りないくらいです。仕入れ品も順調に売れました。海苔、塩、いぶき福祉会の三年番茶などです。賞味期限が1年のものは販売しやすいです。お薦めの調味料もあるのですが、これは重いこととコンテナに収まらないのでまだ販売していません。

2018年11月がそれまでより売上アップした一つが玄米麺です。11月上旬に玄米麺ができて売り先を公募したところ、たくさんの人から注文を受け、12月末に700袋あった麺が完売しました。引越しして作業性がよくなったので、お米の籾摺りが簡単になったので、10月からお米をどんどん販売することもできました。他の米専門農家さんと同じく1kg800円で販売していますが、20kgどーんと買ってくれる方もいます。他のプロの自然栽培のお米を食べた人が、うちのお米がおいしいと評価してくださるのがとても嬉しいです。豊里という品種は、他にない味わいがあります。

4月の売上が少ないのも毎年の傾向です。苗づくり、畑の準備に専念しています。5月は、苗を販売したり、スナップエンドウや3月に播いた葉物が収穫できるので少し売上が上がります。6月は、出荷、田植え、麦の収穫、玉ねぎの収穫と目まぐるしい忙しさです。

2015年2月には長女が生まれました。2015年も売上が上がっているのがすごいですね。自然栽培で體が頑丈になると2月に赤ちゃん生まれても、3月に元氣に働けちゃうんです。9月の秋野菜からは普通にバリバリ働いていました。

今回新たに分析してみたのが、顧客ごとの売上です。小島農園の特徴がよく分かりました。

顧客別売上 上位11位

顧客別売上 上位11位

第一位は、「美肌イタリアン イーズパッション」さんでした。いつも「どーんとお願いします」と言ってくださいます。お野菜が出荷できるときは毎週配達しています。第二位のお客様は、やっぱり原市場のお得意様でした。就農1年目に小島農園を探して宅配をずっと続けてくださっています。隔週なのにイーズさんに匹敵する売上、それはお米などオプション商品もいっぱい買ってくださるからです。何でもOK、何でも増量、1回の配達が1万円を超えることも多いです。

上位11名までが10万円以上の売上がありました。(遠方のお客様は宅急便料金が入っています。)どの方もお野菜大好き、なんでもOKという方ばかりです。ありがたいです。

宅配の契約数は46件で、直接配達しているのが35件で76%です。このほか不定期で野菜セットをお届けする方が5名ほどいます。

集計して驚いたのが、2018年の売り先が150名ほどに登ったことです。宅配の契約は46名しかしていないので、あと100人ほどは他の方。赤紫蘇がいっぱい採れたときはあの人に。大根人参が豊作だったときは、自由の森学園に営業したり「Made in Japan 100」の榎本彩花ちゃんから注文も受けました。マコモや玄米麺だけ販売したお客様もいました。ライ麦を買ってくれるパン屋さんもあります。そうそう苗を買いに来てくれる人も。

さて、2019年はどうなるでしょうか。売り上げをどんどん伸ばしていくことは目標にしていません。毎日幸せに感じながら、畑にいることを愉しみ、お客様や畑に来てくれる人との関係を愉しみながら、永く農業を続けていきたいと思います。

カテゴリー: 販売

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